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内容説明
一人の男の子、老夫婦、バスの運転手さんと、写真館の主であるひろむじいさんとの、まぼろしにつつまれた不思議なお話。自分で壊してしまった亡き父親のカメラをひろむじいさんに修理してもらう男の子。そのカメラで男の子を撮った写真は最高の写真になった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
35
寂れた商店街にある「まぼろし写真館」。ある日、写真館に男の子が入っていくのをバスの運転手が見かけるところから話が始まる。まぼろし写真館にまつわるストーリーが素敵で、ひろむおじいさんの撮る写真が優しくて、言葉一つ一つが温かい。大人に響く本でした。2023/05/03
ひ ほ
26
まぼろし写真館のひろむじいさんのような写真が撮れたら素敵ですね。葬式用の写真を撮る人は長生きするらしい。そういえば私の父も何度葬式用の写真を撮っているのだろうというくらい撮っている気がするけど(笑)2016/06/14
深青
18
柔らかくて優しい物語でした。写真を撮る時には、撮られる側だけじゃなく撮る側の想いもこもるんでしょうね。まぼろし写真館で撮られた写真をじっくり眺めてみたいものです。2016/12/14
遠い日
7
幻の時間を生きる。それなのに、ひろむじいさんの撮る写真には、その人の真実が映る。それは頼りないこの世に生きるもののよすがとなる写真。心は残る。いつまでも、ずっとずっと。なんだか温かい手で背中を撫ででもらったような気持ちです。2020/12/05
みよちゃん
5
お父さんに見てもらいたい今の僕。ほのぼのとした写真館。お年寄りの夫婦の写真。私も撮りたかった。気づいたら一度も家族写真撮ってなかった。2018/10/03