プリエール文庫 主従愛鎖【イラスト付】

著者名：山野辺りり【著】

大誠社（2016/05発売）

• ISBN：9784865180565

内容説明

父王からも母からも敬遠されている大国の姫スティーリアは、見目麗しい従者のリトスに報われない想いを抱いていた。彼はかつて自国が滅ぼした国の生き残りで、スティーリアはリトスを守るために自分のものにした。それから十数年、もう彼をこの歪な関係から解放しようと思っていた矢先、リトスは忽然と姿を消し…現れたのは反逆者となった想い人だった。「貴女を縛るもの全てを奪います」箍が外れたように触れてくる彼に、毎夜快楽を教えられ――究極の主従逆転ロマンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐっち]

逆転主従、良いですね～。前半のどう考えても触りすぎなマッサージと、後半のお風呂の後の指つなぎが秀逸。あでも、この２人、お互いに敵同士なのは良いのでしょうか？いろいろ伏線もあり、丁寧に回収されてましたが、何かこう胸のすくどんでん返しを期待しすぎてちょっと残念。

2016/02/27

[六花]

自分的に王道の主従逆転。面白かったー(*ﾟ∀ﾟ*)！男装ヒロイン×敬語ヒーロー。相思相愛なのに王女と奴隷という身分差によるすれ違い。お互い仄暗い執着を持ってるけど、重くなり過ぎてなくて良かった。でもゲス兄様を倒した直後に告白するのは止めて欲しかったかな。絶対兄様起き上がって反撃してくる！って無駄にハラハラしてしまった。告白はもっと安全な場所でやっておくれ…(´･ω･lll)

[ちかぞお]

作者さん買い。安定の山野辺先生。孤独な騎士王女＋侵略された国から連れて来られた奴隷が途中で立場逆転。惹かれあってるのに立場上想いを告げられない二人の気持ちが切ない。そんなジレジレ状態でのマッサージシーンが、超萌えるｗｗ　国同士の戦争が絡むので全編シリアスですが、エンディングでの神父さんのツッコミで笑って気分上昇。この辺りもお見事。

2016/03/27

[でんか]

すきなほう、です。主従逆転もの・女性騎士・敬語ヒーローあたりのキーワードが好きなのです。若干、騎士部分は弱いです。割合あっという間に、ヒーローの国にやられて虜囚になってしまうので、騎士描写は最初だけ。文章はさすがに読みやすい。ヒロインがあっさりヒーローに陥落しているのが残念。攻め込まれた側なので、もうちょっと意地張ってもいいんじゃないかなあ。ヒーローはサクサク行動に移せるひと。たぶんその辺の描写が簡潔なので、人によっては内容が薄いように思われるかもしれないです。本自体も話の内容の割に薄いし。

2017/10/09

[shushu]

いきなり関係を持つわけではなくそれまでにちゃんと物語があるのがいい。そっちの描写がウリの作品も需要があるんだろうけど、私はそこに至る経緯が欲しいです。

2016/02/29