内容説明
バカがつくほどケーキが大好きな女子高生・未羽(みう)。失恋のかなしみを癒すため訪れた自由が丘のケーキ屋で、パティシエ修行をしている学校一のイケメン王子、颯人(はやと)に遭遇。これは早くも新しい恋の予感? いやいや現実はケーキほどには甘くない。彼は噂に違わず超冷たい。が、夢への想いは超熱い。他人の恋やトラブルもお菓子の知識で鮮やか解決。ケーキを愛する二人の青春スペシャリテ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
369
七月さんの作品は軽くて読みやすいし少女漫画チックで可愛らしい。この本を読んでいる間は特に甘いものに目がいってしまってついつい食べすぎた……。笑 何か目指す場所があって、“そこに向かわずにはいられない”っていうフレーズがなるほどな、と。私も夢に向かって頑張っている最中なので勇気づけられました(*^^*)2018/05/03
mmts(マミタス)
275
イラストは表紙のみですが、そのまま少女漫画を読むような感覚でスラスラ読めました。携帯小説?みたいに会話ばっかりですが、それはそれで面白かったです。テンポが良かったです。颯人のツンデレっぷりに惹かれました。未羽の家族も面白いです。ただ、颯人の生い立ちが気掛かりです。続編があるのか気になります。ケーキの歴史?が分かったところも面白かったです。タイトルを忘れましたが滝沢秀明さんがパティシエ云々のドラマを思い出しました。とりあえずケーキをやたら食べたくなりました。2016/01/02
bookkeeper
245
★★★★☆ 気立てのいい(笑)ヒロインと、世界一のパティシエを目指す超ハンサムとの日常。「気立てのいい」って今どき言わないか。でも、本当にいい子なんだよ。この作家さんの作品に出てくる女の子の会話・仕種などの雰囲気がとても好き。 物騒な事件が起きる訳ではないけど、たまに高い洞察力を示す彼も格好いい。でも題名からすると「推理もの」っぽく見えてしまうが、そういうジャンルではないような。そちらに寄せなくてもいいから、この雰囲気で続きが読みたいな。続編も出ているようだし是非読みたいと思わせてくれる本でした。2018/03/16
AKIKO-WILL
241
【新潮文庫 2016】これまた自分では手に取らない本でしたが、久々にキュンとなりました。イケメンとスイーツとラブコメ系に懐かしいなと思いつつ、こんなイケメンがケーキ作っていたらきっと通うな。。と思いながらも読んでました。タイトル見るとミステリーとか謎解きがあるかと思いきやそういうのではなく青春ラブコメ系でしたね。その後が気になるところだけど!!!この本読んでいて、ショートケーキ、シュークリーム、ティラミスが食べたくなる。2016/08/03
こーた
207
自分は実は甘党なのではないか、とおもうことがある。ラーメンもカレーも蕎麦もとんかつもパンもみんな好きだけれど、いちばん食べたいのはスイーツだ。男の子のくせに甘いものが好きだなんて!と恥ずかしがって自身を抑圧してきたけれど、これからは気取らずに「好き!」を前面に出していこう。和菓子も好きだが洋菓子もいい。たい焼き、ティラミス、チーズケーキ。いまの季節だったらかき氷も食べたいな。ひさしぶりにショートケーキなんてのもいい。ああ、ダメだ。頭がクラクラしてきた。早く何か甘いものを食べなければ。2019/07/21