新潮文庫<br> アケルダマ

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新潮文庫
アケルダマ

  • 著者名:田中啓文【著】
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • 新潮社(2016/04発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101201719

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内容説明

キリスト再臨のときが訪れた! 古(いにしえ)より長らえてきた使徒が日本に眠る主のもとに集結。その目的は世界を地獄へ変えること――?! 異能力を持つ女子高生転毘巴(ころびともえ)は運命に従い、光と闇の決戦に挑む。彼女を助けるのはオカルトマニアの青年、沢田瞬。謎めく生徒会、頻発する吸血事件、イエス渡来伝説、そして“背信者”ユダの真実。伝奇ジュヴナイルの熱気と興奮、今ここに完全復活。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

57
酒井勝軍、竹内文書、キリスト再臨、十二使徒。ワードだけでもゾクゾクしてしまう田中伝奇。ジュブナイル仕立てなので「禍記」や「蝿の王」程の禍々しさは少ないものの、謎解き有りスペクタクル有りで登場人物のモデル等も思わずにニヤリとさせられてしまうサービスやユーモアも有りの、伝奇小説としては十分楽しめる仕上がりだった。やっぱり田中さんの伝奇小説は面白い。2016/05/25

りー

31
同著者『蠅の王』の焼き直しの様なトンデモ伝奇大作だけれども700頁を費やして拡げた風呂敷を畳むどころか捨て去ってめでたしめでたしは読者にとってめでたくない。スピルバーグかお前は。こういう設定に凝った挙げ句まとめきれないのが田中啓文や牧野修ら現代のトンデモ系作家に多い傾向で、だからこそ今後の一層の活躍に期待してます。頑張って!2015/11/19

くろねこ

16
毎年夏になると読もうと思って手にとるのに、なかなか厚いのでまた本棚に戻してって結局何年も積まれていた本。 田中氏のホラー(ホラー🤔?)テイストな作品は初めてだったけど、吸血怪物たちに襲われるとことかの描写は結構グロくてビックリ。 生徒会がトンデモすぎるのと、説明文がやや多めなので途中ちょっとだれてしまったけどわりかし一気に読めました。2022/09/04

大福

16
田中啓文先生久しぶりの直球、しかも豪速球の伝奇ホラー。実は吸血鬼だったキリストの復活を阻止しようとする霊感体質のユダを憑依させる女子高生、オタク少年、やたら濃いその親たち。「蠅の王」「水霊」などと同系統の作品なので、あれらが好きな方はにはオススメ。少し現代的にアップデートされている。主人公たちが高校生だったり、チュパカブラが出てきたりと。しかし基本懐かしの昭和伝奇。このバカバカしさがたまらない。2017/10/25

眠る山猫屋

16
伝奇ジョブナイル。中盤以降、畳み掛けられた。でも、田中啓文さんにはもっとエグくて、えげつないものを期待してしまう。沢田くんのお父さんが、ジョリーだった件には思わずヤられた。2016/09/22

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