内容説明
その死は弟子たちにも伏せられていた。立川談志、享年七十五。この不世出の落語家に入門したのは十八歳の春だった。それから四十年近く惚れ抜いた師匠から突然の破門宣告。「てめえなんざクビだ」。全身が震えた。怒りの理由が分らない。振り回され、腹を立て、やがて気づいた。大変だ。壊れてるんだ、師匠は――。偉大な師匠(おやじ)の光と影を古弟子(せがれ)が虚実皮膜の間に描き尽す傑作長篇小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
258
立川一門の落語家は師匠に倣ったのか、書籍を発行する名文家が多い。古典の本格派にシャレた「本書く派」だ、と談四楼は言う。高2の秋、18歳で談志に入門を請うた談四楼。 愛しすぎて、尊敬しすぎて、「ネタの噛むとこまで真似した」 それが、突然の破門宣告…。うますぎる、話の筋の運びに参ってしまった。2020/07/31
佳音
64
紆余曲折あった古弟子(小せがれ)が語る、談志エピソードの数々。談志って大きいだか小さいだか。それが神の領域か。2015/11/13
ウィック&ぺディ
45
★★★★☆2019/11/13
おさむ
45
古弟子とかいて、セガレと読む。小説という体裁をとった家元(オヤジ)談志への追悼歌。確かに落語の師弟って父子の関係にどこか似ています。談春の「赤めだか」より、もっとドロドロしていてリアルな立川流の内幕が解ります。周囲を振り回す家元は、晩年は病気で更に大変だったんですね。2015/12/06
タツ フカガワ
43
談志が死んだ翌日のことから始まる談四楼の40余年にわたる師弟の思い出を綴った本で、同様のものには志らく『雨ン中の、らくだ』があるが、本書の方が談志像が生々しい。なかでも談春のエッセイ『赤めだか』出版と、その書評を書いた談四楼に談志が激怒した一件での顚末に「結局、私は談志を責めたのだろうか。老いて病と闘う、惚れ抜いたその人を」と綴った一文が切ない。2020/08/30
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