内容説明
走哉にとって散々な成績で終わった市大会。そこで目を奪われるランナーがいた。なんと、その選手が同じ学年に転校してきたと知り、早速陸上部が勧誘するが、彼一心(いっしん)は「走るのはやめた」と取り付く島もなく……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
50
シリーズ2作目。中学の陸上部員としての主人公に加え、登場人物が増え、前作より人物の個性が際立ってきた感じがします。ストーリーはテンポ良く進んでいく中で、中学生らしい会話や行動もすがすがしく感じます。今の中学生が読んだらどう思うのでしょう。ここに出てくる中学生は、きっと私達年代が望む姿なのだと思います。小説と割り切って楽しめます。2017/08/14
はつばあば
47
スポーツ精神を高尚なものだと思っていたが・・団栗の背比べとか、年下で自分より上の者には結構陰険な事もあるんですね。そして未来ある天才児を潰してしまう事もあるのかと思うと哀しくなります。ですが弱小チーム故の仲の良さも。才能がなくても走るのが好きな走哉と、才能はあるんだけれど意地悪に負けた一心が、陸やクラブの仲間と一つになれたかと(#^.^#)。陸君にアドバイスをくれる高畑先生もついている。?部活の顧問小池先生しっかりしてよ!。それにしても短い!あと一巻でお終いやなんて・・。2022/11/13
カブ
41
陸上、特に中長距離の話、大好きです。駅伝競走への助走となるような内容です。親の職業や家庭環境など、子どもたちを取り巻く環境の厳しさ、自分自身ではどうにもならないことの中で、才能を伸ばしたり、やりたいことができることがどんなに素晴らしいかを考えた。2016/10/05
まちこ
37
指導者のいない陸上部で不安だらけなのに陸がマネージャーとして応援してくれることは走哉にはとても心強かったと思う。才能にあふれる一心が転校してきて一心が徐々に心開いて行くのに惹き込まれた。陸のマネージャー力、半端ない!続きも楽しみ。2017/02/19
SOHSA
30
《購入本》前巻同様に優しく暖かく爽やかなスポーツ小説。少年の心の葛藤やら迷いやらが、そうであるからこそ、あの時代を価値あるものに築き上げる。美しいだけではない多感な時代は誰もが経験してきたはずなのにいつの間にか遠くわすれてしまっている。好きなことに打ち込める情熱、確かに自分にもあったはずのあの感情をいったい何処に置き忘れてきてしまったのだろう。物語が明るい方向へと進んでいく予感のラストシーンは読み手の心をもやはり明るく灯してくれる。次巻にも期待したい。2021/11/13
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