内容説明
天皇のために造られた地下世界、松代大本営。ファンタジーさながらの地下の大神殿、大谷資料館。地下にあったマーケットの痕跡、昭和炭鉱隧道マーケット。特攻隊が潜んでいた洞窟、震洋隊特攻基地鵜原火薬庫。世界遺産になった資源争いの現場、石見銀山。地下だからできた最先端科学の大実験場、スーパーカミオカンデ。
日常生活の中ではあまり意識することはないが、じつは私たちの足の下には多彩な別世界が広がっている。泥だらけになり、野生動物に攻撃され、時には立入禁止の柵の向こうに足を踏み入れつつ著者が見てきたアナザーワールドを、豊富な写真とともに紹介。
本書を読めば、地上の「常識」が変わる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へへろ~本舗
6
暗くて狭い所は苦手である、さらにそれが下を除くと高い所にあるとかいうパターンは最悪である。鍾乳洞で懲りた。懲りたあまりどこの鍾乳洞だったか名前を忘れた。なのにこの本の筆者はどんどん行くのだ。ヒグマの危険があろうとも、崩落の危険があろうとも穴があるからもぐるのだとばかりに。自分では多分行かないであろう地下世界探訪紀。怖い物みたさで読んでみた!2015/05/21
kinaba
2
放置されている廃坑跡への侵入があるかと思えば、観光洞や地下研究施設の見学まで、こだわらずにとにかく地下空間楽しい、というのが伝わってくる紹介で大変よい。涼風荘の洞窟座敷、行ってみたいなあ。2016/11/19
max99
1
別に封印はされていないと思んだけど…。今の時代、スマホで調べたら、大体の情報(山の牧場までも)が写真つきで確認できて、つまらない時代になっじゃったなーなーんて言いがちだけど、いや、探してみれば、ぜんぜん、まだまだ、ワクワクドキドキできそうなところが日本にもあるんだなーって。観光名所から、ツアーから、グレーな地下世界まで読み応えがあって、面白かったなー。気楽な独り者かと思ったら、4人の子持ち。ますます関心しました。洞窟レストランはトリップアドバイザーのレビューをみて笑っちゃいました…。2019/03/02
絵具巻
1
文京区立根津図書館で借りました。2017/11/21