内容説明
怪談は怖いほどよい。呪いは強く、もたらす不幸はより重いほうがぞくぞくする。最後は怪異の原因を突き止め、呪縛から解放されれば一件落着。カタルシスも得られようというものだ。しかしながらこれは実話怪談、現実はそううまくいかないのが常である。つまり、ああ良かったで終わらない場合もあるということだ。本書「坑怪」は同じ読みである「後悔」を掛けている。体験者たちの後悔、無念がテーマであると同時に、読まなければよかったと思うほどに凄絶な話ですよ、という意味だ。怪談ジャンキーの期待を裏切らぬ恐怖だけは詰めこんだ。それらはすべて本物、実際に起きた事象である。ゆえに安易なオチ=救いはないことをここでお断りしておく……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
82
「呟き」について。知ってしまうが故の恐怖がプロットになっているのが印象的でした。2025/12/28
眠る山猫屋
60
実話怪談系お気に入りの一人・神沼さんによる恐怖箱。厭さ的にはつくね乱蔵さんと双璧か(笑)二人とも実話っぽくないダイナミックさが・・・好みです。伝承絡みの話が興味深かった。『それは人には長すぎる』みたいな普通の人間には思いもしないような因果は、どうしようもない。人怖要素も強い『笑い面』や『猫塚』も良かった。後者では飼い猫が助けてくれる辺り、ホッと一息つける。2026/02/20
HANA
55
実話怪談集。最初の二三話は微妙と思ったのだが後半になれば後味の悪い話が次から次へてんこ盛りで、怪談に含まれる「嫌さ」を存分に味わう事が出来た。全体的に因果を含んだ話が多く、普段であればそういう因縁じみた話は怪談を濁す不純物のように感じるのだが、今回に限っては「嫌さ」が話全体に思う存分塗されている為あまり気にはならず。後、土俗的な話も多く日本の湿気を感じさせるようなウェットさが、本書自体を覆っているような読後感。やっぱり土俗と因縁と怪談って実に相性がいい事を再確認させられました。日本的な粘着感というか……。2015/05/07
あたびー
37
2015年に出た本というから、作者の出版物の中では割と初期のものらしい。そのせいか、一寸ウエットだったり、冗長だったりする所がある気がした。反対に言うと、最近の作品はこの頃より見違えるほど磨きがかかっているという事だ。巻末「それは人には長すぎる」や「蜜柑屋敷」は家と一族にまつわる不幸の話で、題材的にはとても怖いのだが、筋と関係ない部分にも文章を沢山使ってしまっていて、薄まっているような感じが残念だ。今の作者の力量ならさぞかし良いものになると思うのだが、書き直してくれないかにゃ……2023/03/27
鈴
30
【日本の夏は、やっぱり怪談】②昼間は大丈夫だけど、夜に読んだら怖いー。しかもこの表紙(´д`|||)見るたびゾゾゾーだよ。どの話だったか、読んでたら右肩が痛くなった(怖)これは実話なんだろうか?2015/08/10
-
- 電子書籍
- 敗戦の剣士、勇者の子と暮らす 20話
-
- 電子書籍
- 金環樹と呪いの騎士[1話売り] sto…
-
- 電子書籍
- マンガでわかる日本仏教13宗派 - 各…
-
- 電子書籍
- 大学生・エンジニアのための関数電卓活用…
-
- 電子書籍
- 暗闇にヤギを探して 3 MF文庫J




