内容説明
「人に嫌われたくない」「自分さえ我慢すればいい」。小さな頃からそう思っていたし、両親に対しても『嫌だ』と言えない環境で育った。けれどそのせいで、気づけば誰に対しても迎合し、断ることが怖くて、人と会ったり、買い物に行くのもままならなくなってしまっていた。夫や自分の子どもにさえ、なかなか『NO』が言えない。自分の意見を言わないから、夫ともすれ違ってばかりいる気がする――――しかし、行動分析学者、奥田健次先生との出会いをきっかけに、『NO』を言うことを心がけ、自分がどうしたいかを素直に伝えるようにしてみると、少しずつ自信がついていき、家族とも対等な関係を築き始めることができて……。好評前著『私がダメ母だったわけ』に続き、「NO」が言えないたくさんの人に勇気と希望を贈ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
32
私もNOの言い方を教わらなかった。「はい」と言えば褒めてもらえる、という感覚でいた気がします。高校生ぐらいになって変わったのかなあ…。今では言いすぎなぐらいはっきり言う方ですが、肯定的に受けとめてくれる人に支えられてここまで来れた気がします。はっきり言う方が人と深く関係性を持てることにも、そういう人たちに教えてもらいました。出会えて幸せです。作者さんも幸せで笑えておられますように。KU。2024/05/13
サルビア
11
人になかなか、NOと言えない自分に自己嫌悪を感じていた著者が、親子関係でも、夫婦関係でも、NOと言えるようになるまでのお話。著者が、行動分析学者の奥田健次先生と出会ったのが良かったようである。この先生は気になるな。私は、この著者ほどNOは言えているが、人にどう思われるかを気にするところがあるので、NOの言い方は参考になった。2017/07/09
凛
9
作者のNOと言えない度合いが、子供までとなると想像を遥かに超えていました。私も他人にNOと言えない場面が多くそうすると自分にも溜まるものがあり、人付き合いに疲れだす悪循環に陥いると気付きました。それでもこのエッセイが自分がNOと言えることで相手のNOにも寛容になれることを教えてくれました。私も頑張りたいです。2024/05/19
ozoz
8
無言でいるだけで「機嫌悪い?」と思ってしまうあたり、わかるわかる。家族だからこそのツラさも。旦那さんも好感もてないイラストだしなぁ。武嶌さんのお母様の無表情が怖かった。NOということによって人間関係は対等に。変化は一歩ずつでも、自分で起こした行動なら、モヤモヤな気持ちもきっと消化できるはず。2016/09/07
gachin
2
とってもサラっと書いてるけど、自分の性格を見つめて、原因を探って、改善する、という著者の姿勢はとても尊敬する。2019/05/25
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