文春新書<br> インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで

個数:1
紙書籍版価格
¥902
  • 電子書籍
  • Reader

文春新書
インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで

  • 著者名:岡田尊司
  • 価格 ¥896(本体¥815)
  • 文藝春秋(2016/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166609956

ファイル: /

内容説明

衝撃的な事実が明らかになった――最新の画像解析により、インターネット依存者の脳内で、覚醒剤など麻薬依存者と同様の神経ネットワークの乱れが見られたのだ。

スマホの普及で、年齢制限無し、二十四時間営業のカジノ、ゲームセンター、ストリップ劇場さえ掌の上に出現する時代になった。
デジタル・ヘロインがその本性を表すのは、学業や社会適応に躓いたときだ。足をすべらせたら最後、依存の泥沼にはまる。オンラインゲーム(ネトゲ)だけでなく、軽いスマホアプリでさえ、脳には十分な麻薬効果がある。

国内推定患者五百万人の脳を蝕む「現代の阿片」。あなたとあなたの大切な存在を守るための、有効な対策と、チェックリスト付き。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

morinokazedayori

68
★★★★★子供にゲームを与えてしまうことで依存症を引き起こし、社会生活を営めなくなることへの警鐘を鳴らしている。社会全体での取り組みも大切だと感じた。依存症になってしまった子への対処法も書かれてはいるが、専門性に乏しい一般の親だけで対処するには、段階に応じたさらなる具体的な説明がほしい。また、子どもに無関心になりがちな父親をどうやって子どもの安全基地にすればよいのか。そもそも、父親の家庭での役割がしっかりしていれば、子どもは依存症にならないのではないか。親である人・親になる人にはぜひ読んでほしい。2016/11/24

佐島楓

44
一時期「ゲーム脳」という言葉が流行ったのを覚えていらっしゃるだろうか。ネットやスマホのゲームには、脳内麻薬と同じ物質を分泌させる要素があるのだという。この本に書いてあるケースには大変重大な問題を引き起こしているものが多く、社会的なテーマとして取り組んでいく必要性があると感じた。元ゲーマーとして、読んでよかった。2015/03/21

つきかげ🌙

34
先日、WHOで「ゲーム依存症」が定義されニュースにもなりましたが、本書は3年前からゲーム(特にインターネット・ゲーム)に対する警鐘をならしていました。本書についていろいろ異論もあるようですが、依存者に対し、家族も巻き込んで治療を行っていく姿勢に好感を感じました。中国・韓国では国家的にインターネット・ゲームに対する対策を行っているようです。日本でもなんらかの形で対策がはじまる事を望みます。2018/01/15

よこしま

33
身近な人にスマホのオンラインゲームで歯止めを掛けても止められない方がいたので、『甘えの構造』を併せ読んでみました。◆ドパーミン。著者いわく覚醒剤以上にドパーミンを放出して、ゲーム外では空虚感だと。確かに挨拶や謝罪をしても気持ちが入っておらず。親類の葬儀が終わったらゲームしようとしてる時点で。◆適応障害。この依存症の手前には何かあると。先ずは背景から処置しないと。154頁に5つのタイプが掲載。当人は情緒不安定型かと。◆中国・韓国では国家的に対策を取ってるのに、日本は利権で動こうとしない。2015/02/08

カッパ

26
【72】280【評価】◎【概要】国民病になる可能性もあるインタネットゲーム依存症の怖さを根拠を基に論じ切る。予防や治療についても書かれている【感想】スマホを触る時間を減らそうと固く決意した。もともと依存体質だから逃げ癖が身についていることがわかった。脳が覚醒剤を使ったのと同じ状態になる。そう皆が知り国家が対策をする頃には手遅れになってなければ良いが。2017/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9047774
  • ご注意事項