内容説明
ピタゴラス、アナクサゴラス、ユークリッド、アルキメデス、アル=フワリズミ、タルターリャ、フェラーリ、カルダノ、ヴィエト、デカルト、ジラール、ハリオット、ウォリス、ニュートン、ラグランジュ、ガロア、アーベル……。小数、負の数、虚数、超越数……。方程式との格闘は、数のフロンティア拡大の歴史でもありました。方程式の視点から4000年の数学史を読み解く絶好の入門書です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
to boy
25
前半は何とかくらいついていけましたが、後半は加速度的にレベルが上がって難しかった。それにしても今まで思っていた数学史をひっくり返されたような思い。古代では二次関数も平方根も作図で解いていたとは驚き。エジプト、バビロニア、ギリシアの時代から名もなき天才たちが築いてきた歴史が分りました。当時、60進法で計算していた事は今の10進法に慣れた我々からは信じられないくらいの複雑さがあります。中世、近代の記述は内容のむつかしさと事例の少なさでちょっと不満があります。(もう少しレベルを落としてください)2016/04/20
future4227
22
この歳になってようやく数学が面白いと感じられるようになった。ド文系の私にはほとんど理解できない内容だったけど、天才数学者たちの苦労や波瀾の人生が垣間見れて、面白く読めた。昔の人って頭良かったんだなぁとつくづく思う。それにしても、天才数学者の書いた論文を二度も紛失してしまうパリ・アカデミーってどんだけ杜撰な組織なんだ?2016/07/05
キリル
9
この本の数式を理解するには私のレベルは足りなさ過ぎた……数式はさておき、方程式の発展に数学者たちがどのように関わってきたのかがエピソードを交えて説明してあって面白かったです。特に最終章の二人の話には著者の力の入れ様が感じられました。著書のあとがきに後世まで長く残りますようにと書いていたという話は数式からは見えない著者の人となりが感じられて印象的でした。どの数学者もかなり波乱に満ちた人生を送っているんだなぁ~と思いました。2016/12/31
suzuki
5
代数幾何が専門である著者が、ギリシャ時代から20世紀初頭までの著名な数学者による業績と、その生涯について綴っている。 著者の語り口にはユーモアがあって文章は読みやすい。 これまで、教科書に載っている定理の名前だけで知っていた記号のような存在だった数学者たちの生涯を知り、生身の人間としてのイメージを掴むことができた。 ということで、「こう生きた」の方は堪能することができた。 一方、「こう解いた」に関しては、紹介されている理論を理解しながら読み進もうとしたが、数学嫌いの理系人間の自分は途中で脱落。。2019/04/22
Riko
3
図書館で借りた2023/01/26
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