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内容説明
阪急電鉄の創業者、宝塚少女歌劇の生みの親として知られる小林一三。銀行を辞して妻子とともに大阪に行った彼は妻子を抱えてたちまち生活に窮してしまいます。しかし、電鉄事業に将来性を見た彼は、「箕面有馬電気軌道」なる会社の専務に就任。ここから大きく運命が拓けてきます。顧客は創造するものと考えた小林は、郊外に宅地造成、割賦分譲販売、遊園地や劇場、ターミナルデパートと次々とアイディアを繰り出していく……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
24
ここぞという時に全力を尽くし、流れを見極めることができる人が成功する。2016/12/20
ふね
10
#50 ★★★ 阪急グループの創始者、小林一三の自伝。大阪に来たからには知っておこうと思い読んだ。小林翁の生い立ちから阪急を興し、拡大させていく様が追えてよかった。慶應義塾の先輩とは知らなかったし、宝塚歌劇団への思いも知れた。また、私の好きな「お金がないから何もできないという人は、お金があっても何もできない」という名言への理解が少し深まった気がする。(阪急黎明期の資金繰りには相当苦労したようだ)。もっとこの人のことを知りたいと思えた一冊。2017/12/10
オザマチ
8
よく読むと結構人に騙されたり、不況に苦しめられたりしているのだが、文章から悲観的な印象を受けないのが不思議。しかも、会社設立で苦労しているのだが、モーレツな働き方のアピールみたいなものもない。そのあたりが面白かった。2025/07/20
筑紫の國造
7
阪急創業者、小林一三の自伝。解説まで読むとよくわかるが、小林が作り上げたのは一私企業ではなかった。鉄道沿線に住む人々の生活様式や文化と言う、「日本の中流文化」そのものを作り上げた。現在鉄道会社がやってることは大体小林が始めたことだ。自伝を読むとわかるが、あえて時代を先取りしたと言うより、自然とそう言うアイデアが湧き出てくる人だったのだろう。ただ、自伝は小林の人生の半ばで終わっており、阪急百貨店や東京進出、大臣としての失敗などは書かれていない。その点はとても残念。2019/12/25
Hundley
1
小林一三記念館を訪れたのをきっかけに読んだ。鉄道建設と歌劇団設立、観光施設開発、宅地開発が、こんな短期間に連打されてたのは知らなかった。プラットフォームの発展は、そこにぶら下がるコンテンツの充実にかかる、って現代にも通ずるものがあるなと思った。2025/07/21
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