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内容説明
英雄たちの熱き戦い、ここにあり! 日本で根強い人気を誇る三国志。その醍醐味は、戦いにあると言っても過言ではない。曹操、劉備、諸葛亮、関羽、張飛、孫権、周瑜――。英雄たちは、決戦に臨んで何を考え、どう行動したのか? 本書は、「官渡(かんと)の戦い」「赤壁(せきへき)の戦い」「夷陵(いりょう)の戦い」など、雌雄を決した十二の戦いを再現していきながら三国志を読み解いていく。三国志研究の第一人者が、「演義」「正史」、そして史実を交えて、戦いの模様や前後の歴史概要を詳しく解説した。そこで甦る、英雄たちの明暗!三国志ファン垂涎の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒猫
14
三国志の主な合戦を12取り上げ説明しています。三国志は面白い。まずは虎牢関の戦い。人中に呂布あり、馬中に赤兎あり。と言われた呂布の強さには、裏切りものでありながらも圧倒的に強い。このあたりが呂布の魅力。まさに闘うために産まれてきたような男だ。と小説の曹操も思わずぼやく程の強さなのです。私は馬超好きですが、馬騰が曹操を殺すために感付かれて殺され、復讐のために馬超が曹操に挑むというのは演義だったのか。なるほど。あとは、諸葛亮の出師の表。これが和訳されて全文記載されています。いつ読んでも泣ける文です。2016/08/04
ジュンジュン
8
三国志関連で多くの著書がある渡邊氏。本書の特色は、12の代表的な合戦をフィーチャーしているところ。ただ、伝統的に中国の歴史書は戦況の移り変わりを重視しないらしい。よって、参照すべき史料に記述がないため、刻一刻と変化したであろう戦いの推移は描かれていない。結果、戦いに至った背景や戦略に終始し、他書の内容の繰り返しになっている。唯一、「潼関の戦い」がそれっぽい。2021/06/20
鴨の入れ首
3
【年間500冊読破】2016年刊。図書館本です。「虎牢関の戦い」(191年)から「五丈原の戦い」(234年)まで、三国志を彩った12の有名戦争を取り上げて簡潔にまとめた、初心者向け三国志解説書です。「三国志(正史)」「三国志演義」から近年の研究成果までさまざまな視点から解説されており、平易で分かりやすい文章ながら非常に読み応えがありました。とても興味深く、面白く読みました。三国志入門書として非常に有用だと思われます。2025/02/05
GEO(ジオ)
3
渡邉らしい名士論を織り交ぜた中国・三国時代の概説書。赤壁の戦いや五丈原の戦いなどといった、三国志が好きな人にとってはおなじみの戦争を中心に、この時代を読み解いていく。 渡邉の名士論については相変わらず疑問符が多々つくものの、三国志の概説書としては悪くはない。2016/12/31
FKtaro
2
予備知識ないとちょっとキツいであろうなかなかマニアックな本。演義しか知らない人は「えー??」てこと多いかも。面白いのひとことに尽きますわ。こんな本を一日中読んで一生過ごしてたい。曹操のチートな異能ぶりには脱帽するばかり。2016/05/18
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