花とゆめコミックススペシャル<br> ひとりたち

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花とゆめコミックススペシャル
ひとりたち

  • 著者名:菅野文【著】
  • 価格 ¥570(本体¥519)
  • 白泉社(2016/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784592198222

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内容説明

天涯孤独の身となった野口幸は、今は亡き母の過去を探る中、偶然ある「職」に就くことに…!? 「孤独死」をテーマに、彷徨う魂を追う長編読み切りほか、コミックス初収録となる読み切り3編を含む傑作集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)

20
なるほどな表題、ひとり+達。孤独死から見えてくる人との繋がり。意外な事実に驚き、想い合う父と娘に涙「永遠のハニー」。同じような設定だが、そこから芽生える愛を描いた「傷口から流れるあいのうた」。そして、これを読むために購入したと言ってもいい!「悪性」このスリルは癖になります。殺傷にためらう素振りを微塵とも感じないエロティック・キラー。存在すること自体が犯罪、ゼンの魅力を追う第一章。だめっーーーその目!(笑) 「悪性」で盛り上がってしまいましたが、どれも読ませる短編集。2010/12/31

セシル

16
重いテーマやファンタジーながら「生・死・希求」を切々と訴える珠玉の短編集。『ひとりたち』孤独死に焦点を当てた秀作。重いけどこんな作品をもっと読みたい。『永遠のハニー』少女から父への想いに落涙です。大本命『悪性』あ~大満足!(掲載年から察するに)幻の1話が読めて感涙。退廃的かつ耽美。ゼンをずーーーっと眺めていたい。漫画で久々にゾクゾクした高揚感を堪能♪他一編。10年間の絵柄変化も興味深かった。同じ2004年作『永遠のハニー』と『悪性』の絵柄の描き分けに驚嘆。職人のような漫画家ですね。大切な一冊になりました☆2010/12/05

まりもんママン゚+.*ʚ♡ɞ*.+゚

13
お久しゅうございます、ゼン様。又お会い出来て嬉しかったです。菅野さんはこういう黒い方が好き!オトメンも面白くていいけどやっぱりダークでしょう。あと、ひとりたちも暗くて読ませてすんごく良かった。野口は女の子だったのね…。2010/10/01

Romi@いつも心に太陽を!

12
人は誰もひとりで死んでゆく…孤独死をテーマに現代の闇が浮き彫りになると共に、人と人の繋がりの希薄さ冷酷さに傷つき、ラストが重く深く心に沈み込んだ。『永遠のハニー』の娘の想いに涙。そして噂の『悪性』幻の第一話ではゼンの毒牙にすっかり魅了されちゃいました。花ゆめだと、カイン伯爵(懐かし…)以来ぐらいの流し目じゃないかと思う(笑)2010/12/16

呉藍

9
短編でおさめるにはテーマが重いし、いい感じに流れがいってるなあと思っているところで終了っていう……も、もうちょっとだけお願いしますッとページに向かって言いたくなるような。「永遠のハニー」は素直に騙されたというか、使い古されたと言ってもいいネタなのに、あんまりも羽生衣が生き生きとしてたからかな。そのぶん切なさもひとしおです。2010/11/08

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