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内容説明
複雑化する経済を見通す鍵は「通貨」にあった。
英一流誌の予測から、あなたの未来も見えてくる。
グローバルエリートを中心に世界200ヶ国以上で読まれている一流誌、英『エコノミスト』編集部と、そのシンクタンク「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が、総力をあげて、日本、米国、中国の未来を、通貨を通じて分析・予測。
・現在の世界経済の最大の問題は、米国が世銀、IMFへの責任を果たさないなか、オフショアドルの市場が膨らんでいることだ。ここには危機の際の「最後の貸し手」がいない。
・世界の市場において人民元が台頭するのは確実だが、少なくともあと5年~10年は、円は重要な国際通貨としての地位を失うことはない。
・アベノミクスの評価は総じて失敗。マイナス金利を実施しても融資は増えない。
・2016年~2020年の間、日本経済の実質成長率は年平均1%。
・TPPによる恩恵は2020年以降にならないとあらわれない。
・人民元の国際化は、中国国内の完全自由化とトレードオフである。
日本のメディアでは絶対できない徹底予測!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
funuu
10
2016年4月15日発売。円レート予想。2016年から2017年121円から122円。2016年8月15日現在102円。あらら。エコノミストはずれ‼️2016/08/14
Junichi Wada
7
人民元の将来性について知りたく図書館にて借りる。ドルの基軸通貨としての相対的な地位の低下と米国の基軸通貨を維持しようとする動機の減少。また、人民元の相対的な地位の上昇。ただ、足元当面は基軸通貨としての地位は確立できない。日本円は今後5-10年は国際通貨としての地位を失わないと指摘。なかなかの力作。2017/02/21
Humbaba
6
協定が実際に効果を持つまでには多くの時間がかかる。昔であればその時間もそこまで問題にならなかったが、現代のように変化が早い場合には悠長に待っていられない。ルールはルールとしてしっかりと定めていく必要があるが、その先に何があるかを考えながら行動を選ぶ必要がある。2017/11/24
surapong
5
3年前の発刊ものを改めて再読。まだトランプ大統領誕生前のドルに元の状況、未来予測が的確に分析。おりしも現時点では日米の貿易戦争騒ぎの最中にて、なぜこうなったのかが良くわかる力作ですね。2019/05/30
HMax
5
「エコノミスト」2001年76万部、2015年155万部と倍増。ニュースを報道するのではなく、世の中に起きていることを分析し、意味を解釈し、将来を予測する雑誌。購読しようかな。タイトルが円・ドル・元ですが、「円は過去のもの」というのが寂しいです。ポピュリズムの代表、基軸通貨の責任放棄へ一直線のトランプ大統領、強権独裁強化の習近平国家主席、これから一体どうなるのか?それにしても、戦後24人の財務長官のうち、14人がウオール街出身という事実、日本も見習えないものか。2016/11/25