内容説明
毎年山菜狩りや草摘みのシーズンになると誤って毒草を食べてしまう事故が後を絶ちません。
その多くは知識不足や採取時の見誤りによって起きているもので、長年関係者の懸案事項ともなっています。
本書はより安全に薬草を楽しむために、各植物の特徴的な部位をしっかりと写真で見せて、見分け方のポイントをきちんと解説。
開花時期の写真だけでなく、葉や茎、根など見分ける際にポイントとなる部位と薬草としての活用部位も写真で見せていきます。
薬草と毒草、触るとかぶれるなどアレルギーを引き起こす植物も合わせて100種類を収録。
実際に起きた食中毒事例も掲載し、見分けが難しいものは写真で紹介することで素人が安易に利用しないよう注意喚起をするとともに、読者のみなさんに正しい知識を身に付けてもらえるようにします。
山や野原などフィールドでも持ち歩きやすいコンパクトなサイズです。
目次
第1章 薬草(アカメガシワ、アケビ、アサガオ ほか)/第2章 毒草(アジサイ、アセビ、イチイ ほか)/第3章 アレルギー植物(アネモネ、イソトマ、イチョウ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
32
タイトル通りの植物図鑑。野生種だけでなく栽培種でも用途を間違えるととんでも無いことになるよーというあれこれが紹介されてます。フルカラー。薬草、毒草に加えてこの本が偉いのはアレルギー源になる植物の紹介があることかも。特に園芸品種でも折ったりした時に出てくる汁でかぶれるとか結構あってちょっと驚く。手袋必須ですな。あと、食用の植物のそばに見てくれが似てる観賞用植物が植わってて食中毒!って事例が怖い。ニラのそばに水仙植えてて間違えて一緒に食べちゃった!って事例あったんだね。気をつけましょう。2016/03/29
雷華
15
【図書館】よく知る草花にも様々な薬効があって面白いです。毒も薬も紙一重と思いました。あと、アレルギー源にも触れられていてです非常にありがたいです。2021/02/11
sunafukinT
3
★★★ 何も考えずに眺める為に借りました。 ▼絵がついてるし、わかりやすくて面白いです。 ▼けど、山行って見分けろって言われてもわからないんだろうな。彼岸花はわかるけど。それくらい。2022/03/31
海戸 波斗
1
面白い。毒草のとこは、事件を詳細に掲載。料理のあしらいにアジサイの葉っぱを食べちゃった人が中毒になったって数年前にテレビでみたぞ。そういうのがいっぱい載ってて興味深く読み込む。草むしりって絶対手袋しなくちゃね。見るのは好きだけどお手入れって大変なのね。生活全般そうなのかも・・・そんなことを気づけた一冊。2016/04/09