名人を夢みて―森内俊之小伝

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140813065
  • NDC分類 796
  • Cコード C0076

内容説明

自分のペースで走り続ける十八世名人への道。

目次

第1章 森内俊之小伝(小さな指揮者の誕生;運命的な出会い;棋士になりたい;奨励会に入る;プロ棋士になる;ライバルに追いつきたい;3年目のジンクス;駆け上がる優駿;目に見えない壁;16年目の「一実」;失冠と逆襲;十八世名人誕生)
第2章 自戦記&棋譜解説(新人王をかけて戦う―第24回新人王戦決勝 対佐藤康光七段;名人返り咲きを目指す―第62期名人戦第5局 対羽生善治名人;棋士人生の中の大勝負―第65期名人戦第7局 対郷田真隆九段)

著者等紹介

椎名龍一[シイナリュウイチ]
本名・加藤久康。1965年12月生まれ。富山県出身。「週刊将棋」編集部をへて、将棋観戦記者となる。「NHK将棋シリーズ 佐藤康光の将棋を始めよう」の執筆協力などライターとしても活躍。プロボウラーの資格を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ラッキー55

5
名人を夢見て、読了。現将棋名人で、十八世永世名人の称号を持つ 森内俊之のお話。最近、羽生3冠の挑戦を2回もはねのけた。 因みに羽生は十九世であり、先に永世名人を獲得している。羽生とは 奨励会で同期で、同い年である。羽生が前人未到の7冠王になるの に対し、全くタイトルに縁がなく、大きく水をあけられていた。そんな彼に 転機が訪れたのは楽天的な奥さんとの出会いであった。ピンチの時は 開き直って未知の世界に飛び込もうとした事で彼の持ち味が生かされた のだった。人生は何が幸いするかわからないと感じた。2013/08/20

HIRONORI.UCHIDA

3
2013年72冊目。 羽生さんの本を読んでいたりしていたので、ほかの棋士の本も読みたくなり購読。 かなり面白い本だったと思う。 羽生さんとはライバルみたいな存在で、羽生さんも意識しているのかしていないのかは内容からはつかめないけれど、こういう人もいるんだなと思う。 でも、こうしてみると羽生さん、森内さんというのはどちらかが棋士をやめるまで永遠に戦い続けるんじゃないかなと思う。 意外と面白くてよかったと思える本。2013/09/23

茉莉花茶

2
この世にこんなに素晴らしい人がいるのかという純粋なまま大人になって、頑張った結果永世名人を同学年の羽生善治より先に手に入れた棋士森内俊之の生い立ちや棋士生活の話をまとめたもの。正直量が物足りないので第二弾を是非とも作って欲しい、しかし少しの記事の中に満足できる内容。若手の頃の森内四段を感じたいなら、羽生善治の「名人を破った男」にたっぷり少年の頃の羽生森内両者が書かれているので、そちらもオススメだと思う。ノンフィクションとしてこの森内という人物自体が、類まれな傑物であり、名品、彼の人生は名作。2013/04/30

kinaba

1
お祖父様も棋士だったのか、とか、全然知らなかったので一つ一つのエピソードがとても面白かった。2016/09/18

yojohon

0
ウティもステキ!とてつもないプレッシャーと戦ってきた人は、なんて謙虚で素直で真っすぐなんでしょう。自分が小さく見えるけど、それはそれで心地よく、同じ時代に生まれて良かったと思える人が将棋界には一杯いるので、ほんと救いですよ!2013/06/18

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