内容説明
本書は『望月光の超基礎がため 古文教室 古典文法編』を改訂したものです。今回の改訂では、初版に掲載のなかった助動詞や助詞を追加し、入試で重要なものを収めるよう配慮しました。確認問題や解説部分も適宜差し替えました。
●「ウォーミングアップ編」、「実践編」の二部構成で、すべて講義形式になっています。「ウォーミングアップ編」では古文を学習していくための基礎を学びます。「実践編」では助動詞・助詞・敬語と、古典文法をひととおり学びます。
●各章には講師である望月先生からの「例題」があります。その章を読みすすむにつれて、その「例題」の意味と、答え、そして何よりも大切な「答え」にたどりつくまでの「道のり」が記されています。各章を読み終えるごとに、一つ一つ、確実に古典文法が身につきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
書斎六尺
26
千年前の古典を多少なりとも理解出来れば楽しいだろう。そこで先ず手っ取り早く高校生のための受験用文法書を読んでみた。源氏物語は40万語からなり、その内助動詞・助詞が20万語だと云う。助動詞・助詞は種類が多く、時制、推量、断定、受身、尊敬、打消、可能、自発など文の最終的な意味合いを決定する。また夫々活用型があり、どんな活用型に接続するか決まっている。数が多くとても覚えられない。無論文法書さえ読めば古典が分かる訳ではない。一通り読んだが分かった気は余りしない。例文は短文のみで味気なく今後は長文解釈書を読みたい。2016/08/21
きゃんたか
22
著者の望月光は良心的な講師だ。ともすると要領を得ない受験生の無謀な丸暗記を制し、出題者目線から狙われるポイントを丁寧に教えてくれる。かといって講師のエゴ丸出しな、強引で寒い語呂合せのギャグも無い。かの有名な「源氏物語」の半数が助動詞と助詞(!)という痛い指摘、日本最古の物語「竹取物語」の冒頭を用いて、係り結びと助動詞の美しい導入を展開してくれることなど、文法初学者には絶好の入門テキストとなろう。唯一の難点を挙げるなら、初学者にも分かる易しい内容なだけに、問題数が極めて少ないことか。文法理論の光るお薦め本。2018/03/10
Chako@(旧名:かど =^ェ^=)
4
今読んでる本やこれから読もうと控えてる本に少なからず文語文があるため、長年の弱点を克服すべく手にとった。一番分かりやすく手っ取り早いという理由で…(苦笑) 助動詞と助詞の用法を理解することが肝要だと認識した。2018/07/21
ハチ
3
学生の頃きは嫌いだった古文。年老いたからなのか、興味を持ち、この本を読んでみたけど、結構わかりやすかったかも、かも?とはいえ、もちろん一度読んだだけでは理解できないので、次は実際に古文を読みながら復習してみよう。2017/03/30
Jemima
1
そーだった、そーだった!古文の文法ってこうだった。2014/11/11
-
- 電子書籍
- ふい~らあ倶楽部 2020年12・1月号
-
- 電子書籍
- 役立たずスキルに人生を注ぎ込み25年、…
-
- 電子書籍
- 絢爛たるグランドセーヌ 5 チャンピオ…
-
- 電子書籍
- 労働実務事例研究 平成26年版 6 労…
-
- 電子書籍
- ロック・ペーパー・シザーズ ドラゴンコ…