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内容説明
監督の哲学で読み解く右派と左派のサッカー思想史
「左翼のフットボールと右翼のフットボールがある」
これは1978年のワールドカップでアルゼンチンを初優勝に導いた監督、セサル・ルイス・メノッティの言葉です。
本書では、このメノッティの言葉に着想を得て、サッカー監督たちを右派と左派に分類しながら、その哲学を読み解いていきます。
勝つために手段を選ばない者たちと、美しく勝つことにこだわる者たちの戦いで進化してきたサッカーの魅力とは何かを問うていきます。
果たして勝利至上は悪で、理想主義は善なのか?
そして、あなたの好きなサッカー監督は右か左か?
否、あなた自身がサッカーにおいて右寄りか左寄りか?
本書を読み終えた頃、あなたははっきりと自身がどっちの志向を持つ人間なのか、認識できるはずです。
右翼のサッカーの特徴
・勝利至上 ・手段を選ばない ・基本、破壊者 ・守備から入る ・軍隊的な規律
・フィジカル重視 ・「つまらない」と評される ・アクション映画的
左翼のサッカーの特徴
・理想主義 ・勝ち方にこだわる ・基本、創造者 ・攻撃的 ・勝負弱い
・テクニック重視 ・熱狂的な信者多数 ・恋愛映画的
【目次】
Chapter1 右翼のサッカーと左翼のサッカー
左派の賢人メノッティの言葉/スコットランドで生まれた左翼のサッカー/
カテナチオと勝利至上主義/カウンターだけのサッカーは存在しない/大衆の抵抗手段としてのカウンターアタック
Chapter2 右派と左派の肖像I
気鋭の右派 ディエゴ・シメオネのアトレティコ・マドリー/極左の巨星・グアルディオラ/中道モウリーニョの非凡なる平凡さ
Chapter3 右派と左派の肖像II
左も極めれば右/クロップのアナーキーな魅力/
ヴェンゲルのユートピア/“中道”左派 ビエルサとその一派
Chapter4 ナショナルチームの右翼と左翼
ブラジル フッチボウル・アルテという遺産/イタリア 1-0のDNA/
ドイツ 交互に表れる2つの顔/アルゼンチン メノッティ派vsビラルド派/フランス 将軍と移民とイタリアと
Chapter5 欧州サッカーにみる右翼と左翼の興亡小史
スコットランドが伝えた左翼のサッカー/ハンガリアン・ラプソティ/
カテナチオの台頭/リスボン・ライオンズとトータルフットボール/現代サッカーの分岐点 クライフとサッキ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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