新潮新書<br> 医者と患者のコミュニケーション論

個数:1
紙書籍版価格
¥836
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価

新潮新書
医者と患者のコミュニケーション論

  • 著者名:里見清一【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥462(本体¥420)
  • 新潮社(2016/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106106385

ファイル: /

内容説明

病院にはストレスがたまっている。医者が患者に病名や余命を告知して、治療方針を相談しながら決めるようになった。それで関係が良好になるどころか、相互 不信は増す一方なのだ。なぜか。どこでこじれるのか。どうすればいいのか。この問題を臨床医として考え抜いた著者の思考は、「わかりあう」ということの本質へと到達する。綺麗事や建前を排した、徹底的にリアルかつ深遠なるコミュニケーション論。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

活字の旅遊人

23
これは参考になります。医師患者関係以外にも応用できると思いますが、そういうニーズで読む人はいないかな。。。

calaf

11
研修医に向けた解説...という形をとった、一般の人向けの解説?そのあたりは良くわからないのですが、「新潮45」という雑誌に掲載された連載エッセイをまとめたもののようです。コミュニケーション...もちろん医療現場では重要でしょうけど、一般の生活の中でも重宝する技術という気がする...2017/10/08

てくてく

6
研修医に向けた話しという設定で書かれているので、研修医ではない者にとってはいらっと思われる個所もないわけではない。ただし、数年内に複数の身内を癌で見送り、その際の医師や看護師の対応の個人差を目の当たりにしたこともあり、患者が何を求めているのか、多少の演技も含めて対応せよ、という点は納得するものがあった。2016/03/11

coldsurgeon

6
著者の医療論は面白い。今回は、医者と患者のコミュニケーションの取り方。模範例というわけではないが、人間の本質を理解しないとスキルは持ちだせない。その本質は、マキアヴェッリが君主論で述べた「人の性善説」の怪しさともいうべき「患者とその家族は恩知らず」という考え方だ。真実は取り扱いに注意を要し、そして十分なインフォームドコンセントは不安を増長するものになりかねない。そして「検診の目的は早期発見・早期治療などではない。医者の口から大丈夫と言ってもらって、安心すること」には納得した。2015/11/10

FUU

3
最近医師の著作を読むにつけ喩えとして引用される作品を見て、里見先生も読書家やなぁと思う。日々超多忙でいらっしゃるだろうにいつ読書されてるのかしら?とそっちの方が気になる。コミュニケーションって忖度斟酌が結実したもので、人間というものをどう捉えるか?てのが重要になってくると思う。ろくでもないものとして捉えておく方が第一歩としては間違いないよな。君主論もいつか読んでみよ2017/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9884276
  • ご注意事項