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内容説明
現状維持が最悪の選択である。
しかも、現在の年金・医療制度を維持する限り、
世代間不公平は解消されない。
財政学の第一人者が世代間対立を緩和する具体的政策を提言!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
76
公的年金の支給開始年齢が将来的には80才になるとサラッと書いているあたり、専門家の間ではそういうコンセンサスが出来上がっているんだろうな...。「上に政策があれば下に対策あり」とはよくいうけれど、今の自分に出来ることといえば労働可能期間を延ばす努力をすることぐらい。日頃から頭と体を鍛えて何事も自ら動く習慣をつけておかんと。2016/06/28
チェアー
9
見たくないものを見ず、楽観的にふるまうのは政治家だけではない。私達がそう望んでいる。だから口当たりのいい政策を言う政治家を選び、政権を容認する。自分たちでどうやって生きていくのかを議論しないと。政権、政治家、企業と悪い人探しをしてきたけど、それでは問題は解決しない。家族間での年金、医療費の賦課(要するに単純な所得の移転だ)という発想はユニークだが、導入したら子供の結婚への介入や不正な養子縁組などが蔓延しそうで、混乱は必至。そういう選択肢を考えざるを得ないほど、財政は悪化しているということでもあるのだが。 2016/07/19
C-biscuit
9
安部政権が消費増税の先送りを決定した。タイミングよく図書館から借りていたので、一読する。この本は、前回の先送り後に書かれた本であり、出版時にも今回の増税見送りは想像してなかったように思う。経済好転による税金の自然増収だけでは財政を再建することはできないとあり、その成長戦略もいつの政権も正しかった試しがないとのことである。このあたりは実感できる。消費税のことばかりではなく、世代間の不公平感やシルバー民主主義と呼ばれるところにも切り込んでおり、世代別選挙区の仕組みは興味深く読むことができた。英断が必要である。2016/05/31
速読おやじ
4
井堀先生はどうやら大学在学中に授業をやってらした記憶が微かにあるのだが覚えていない。ああ勿体なかった。さてこの本で一番興味を持ったのは世代間格差の話である。年金制度は今のままだと若い人ほど損をしてしまう。賦課方式から積立方式に変えるのも急には出来ない。それならば家族内での賦課方式だと、さすがに自分の子どもや孫に余り負担をかけられないと引退世代が思うので改革ができるのではないかと。巷に溢れるシルバー民主主義については、例えばこども区を作るとか前衛的な意見もあり。賛否両論ある書だがテーマは面白い。2016/07/04
チャー
1
税金のシステム、消費税の役割について、これからの高齢化社会における医療費増加と現行の社会保障で賄いきれないという現実について、データを用いて紹介されている。後半部分は政治や選挙に触れる内容も。 遅まきながら漠然と従っていた確定拠出年金の仕組みと考え方を知った。本書の中で語られる税金は金額が大きすぎて実感が湧かないが、現在のシステムと、日常生活との繋がりを知る上で非常に勉強になった。 2019/02/24
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