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内容説明
「考えてから発言して」「ちょっと考えればわかるだろ」「もう一度ちゃんと考えてみて」などと、上司や先輩に言われたことはありませんか? 仕事をしていく中で、「考える」ことは不可欠です。
本書では、「きちんと考える」ときに押さえておきたいポイントから、論理的に考えるためのきっかけのつかみ方、問題を解決する方法までを、ストーリー形式で、やさしく解説します。
舞台は新幹線の中。広告会社に勤めるサオリは、偶然隣りの席になった数学を専攻する大学院生・優斗に、今まで誰にも聞けなかった「どうすればちゃんと考えられるのか?」という疑問をぶつけます。
仕事で伸び悩むサオリが、優斗との会話を通して、何から考え始めればよいのか、どう考えれば斬新なアイデアが生まれるのか、根拠ある考えの裏には何があるのか、などを学んでいきます。
早くゴールにたどり着くための効率的な考え方、三段論法・消去法の便利な使い方、どんなツッコミにも答えられる頭の中の整理法、相手を論破する反例と背理法の活かし方など、毎日の仕事に役立つ考え方を多数紹介。丁寧な解説と豊富な図表で、誰でも簡単に、今日から使える「考えるコツ」を、楽しみながらつかむことができる一冊です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
362
おもしろかったけど、同じ著者の「数学女子」と比べるとストーリーとか設定が安直でちょっともたつくかな。大学院生の男の子があそこまでビジネスシーンに則した問題をサラサラ出せるのもあまりリアリティがない感じ。ただ、本書は数学ではなく「数学的な論理的思考」をテーマにしているから、「数学女子」よりも数字を使わないロジック面での例題が多く、個人的には楽しめた。ただし、ちょっと表紙がダサいのはいかんともしがたいね。2016/10/03
パフちゃん@かのん変更
56
29歳広告会社勤務のサオリと23歳数学専攻の大学院生優斗。数学をビジネスに役立てる話。論理的とは線でつながること。データを整理するとは表にまとめること。相手を説得するには反例を上げる。矛盾を見つけ出す。優柔不断を克服するには判断基準を一つにする。複数ある判断基準を数値化し、重みづけをする。消去法を使う。いいアイデアとはひねくれて考えた結果。発想力を身に着けるには常識を疑い「裏を返せば」と考える。盲点を見つけるにはズルいくらいがちょうどいい。若いビジネスマンに役立つ本です。2017/01/04
アベシ
26
優斗くんはさすがに数学科の大学院生だけのことはあるなあ。適切に問題例を書けるところは読んでいてカッコいいです。私なぞは、舌っ足らずになって、しまいには何を言いたかったのかシドロモドロ。数学は下手の横好き、憧れです。 優斗くんの恋が実るようにと願っています。2019/08/27
べっち
16
5初歩的な内容で物足りない人もいるかもしれませんが、今まで様々な論理的に考える関連の本を読んできましたが一番よかったです。なんといっても分かりやすさ。とにかく具体例がわかりやすい。なるほどなと思わされます。また、優斗くんからの問題形式なので一緒に考えながら楽しく読めると思います。何点かそれはどうなんだろ?と思うところがありましたがそこは著者にメールで聞こうと思います。2016/01/03
ゆいきち
15
会話形式で読みやすいです。秋山仁先生の算数アタマの本を思い出しました。あの本は、論理的に考えるための登龍門だったのかな…。算数や数学は、いかに速く正確に回答に辿り着けるかがポイントであったりするので、数学が得意になればなるほど、効率的に「考える力」が身につくのでしょうね!実生活にも活かせるように何度も読み返したいと思います。2017/02/26