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内容説明
日本は世界に誇るべき「近代文明」を有しているのに、なぜ永遠に“敗戦国”のままなのか? ――それは、国際政治の掟(ルール)を形づくる「本当の世界史」を知らなさすぎるからだ。本書は新進気鋭の憲政史家が、古代ヨーロッパから十字軍、ウェストファリア体制、反近代の衝動、第一次・第二次世界大戦の「総力戦」の真相をひもときつつ、日本人に「世界史観」を根本から改める覚悟を迫った一冊。「戦争はなくせないとの思想が『文明』をもたらした」「ヨーロッパ公法にすぎない国際法の実態」「アメリカは国際法を理解できない」「聖戦論に回帰した第一次世界大戦」「終戦記念日はアメリカの総力戦開始の日」――“歴史の本質”が武器であり、支配の道具である事実を説いた、学校では絶対に教えられない「世界史」講義。日本はなぜ、敗戦国の立場を自ら強化し続けるのか? 正しい歴史認識こそ最大の武器である! 『歴史問題は解決しない』を改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カザリ
39
スピノザの勉強中にウェストファリア体制のことが出てきたので調べていたら倉山先生の世界史くららチャンネルを見つけ、補完のためにこちらを読みました。国際法を仁義、ととらえ法が人を守るのではなく人が法を守るという建前もとい理想が主体が国民であり強制できる権力のある国内法と根本的に違うのだなとはじめて知りました。倉山先生ありがとうございます。そこが私のスタートです2019/04/16
yamatoshiuruhashi
32
戦争とは欧州の国家(領主)が行う決闘であり、(戦時)国際法等はその慣習の積み重ねと条約から成立する。その背景にはキリスト教的世界観があり、白人だけがそのゲームの参加者である。ウェストファリア体制がその基本であり、非キリスト教徒、有色人種に対しては適用されない。有色人種にしてこのルールで参加してきたのは日本であるが、その後、アメリカが大きくルールを変えてきた。非常にわかりやすい国際関係論の一考察である。学生時代の知識総動員で昔の引き出しを開け放って対応しました。2018/03/12
Shinchan
24
「なぜ日本人は日本を愛せないのか」という本がある。戦後、自虐的な歴史を教わってきた結果かと思わざる負えない。正しい歴史(史実)を教えること・自ら学んで、日本が辿ってきた歴史を分析して欲しい。近代にも誇れる歴史が沢山あるはずだ!2017/08/08
糜竺(びじく)
16
ヨーロッパもアメリカも歴史を調べると、相当ひどいことしていた事がよく分かった。2020/04/10
軍縮地球市民shinshin
16
『歴史問題は解決しない』の文庫化。知らずに買ってしまい、2年ぶりに文庫でも再読・他の倉山本とは違って本書では「倉山節」は炸裂していない。欧米の歴史を辿りながら、国際政治、国際慣習法、国際法の変遷を概説する。結果、歴史認識とはどういうことなのか、にまで踏み込んでいる。なかなか読ませる一冊。2016/04/18
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