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内容説明
「新橋と銀座が水没した!」全身ずぶ濡れの男女が震える声で告げると、思わず秋川の背筋が寒くなった。新橋から日本橋にかけて高さ数メートルの浸水があった場合、とてつもない数の地下鉄の路線がまともに影響を受けるはずである。「日比谷線、銀座線、丸ノ内線、千代田線、都営浅草線、大江戸線、有楽町線、東西線、都営新宿線、都営三田線……ほとんどがやられるぞ!」。休日ダイヤとは言っても、50本や60本の電車が地下で水没する事を意味している。乗客が助かる可能性など、ほとんど考えられなかった――。200X年3月、震度7強を記録した東海・東南海連鎖地震は、次の瞬間、10メートルを遥かに越える“大津波”に姿を変えて、日本の太平洋沿岸を蹂躙していく。崩壊する街、逃げ惑う群集、悪化していく治安……。水に飲み込まれた大都市の恐怖を克明に描き、想定される未曾有の大災害に警鐘を鳴らした衝撃の近未来小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taka0808w
3
小説としては平均以下と思う。年齢が高い作家は横文字の表現が嫌いです。「ユニヴァーサルスタジオ」って本家がユニバーサルと言ってるのにわざわざヴァを使う神経が分からない。内容も被害の羅列のみ。残念な本です。この手の本では高嶋氏の本が一番面白い。2016/05/18
Tadashi_N
3
備えよ常に。津波の怖さ。3.11前の作品。2014/04/12
yamakujira
2
2005年発行だから、現実の災害を見てしまうと描写が色あせてしまう。著者の年齢のせいか、会話の口語もぎこちない。おまけに全編を通じて、やけにあっさりしてて、官公庁が刊行した啓蒙書みたいだな。大災害に直面した人々を描いたにしては、物足りない内容だった。 (★★☆☆☆)2014/02/07
Saaaaaaa
1
2005年出版の本なので、被害状況の部分はすごいと思った。小説のようで小説じゃないから読みにくい。東京大地震の方が読みやすかった。2017/03/22
立て邦彦
0
物語的にはちょっと中途半端な気がするが、自分の住んでるところではどうなるかなあと、多少の不安を感じた。でも、こんな規模だと、どうしようもないような気もするが。。。2017/07/11