内容説明
時代は血なまぐさい戦乱の世に突入した。将軍家に連なる名門・今川家は、家督争いによって二つに分裂する。一方、この内紛に目をつけた隣国の上杉定正は、名将・太田道灌を送り込むことで介入を目論んだ。道中、道灌は宿泊した寺院で、「宗瑞」を名乗る眼光鋭い青年僧と邂逅する。二人の運命的な出会いが、歴史を動かそうとしていた……。周囲の人々の眼を通して戦国の風雲児・北条早雲の生涯を描いた、疾風怒濤の歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
26
早雲と関係した武将たちを通じて当時の関東の動乱が書かれています。早雲の底知れない戦略眼が面白かったです。足利茶々丸、三浦道寸の話が良かったです。2023/12/05
ベローチェのひととき
18
あまりよく知らない北条早雲について知りたいと思いネットで入手した本。6編からなる連作短編集。各編とも早雲が主人公ではなく、関わった相手やその関係者が主人公となって話が展開している。よく知らなかった1400年代後半から1500年代前半にかけての関東地方の権力争いについて知る事ができました。小さな紛争が絶え間なく続いていたんですね。2024/10/16
TheWho
15
戦国梟雄の先駆けとも云える伊勢新九郎宗瑞こと北条早雲勃興の半生を描いた六編の関東争乱絵巻。一人目は、文明8年(1476年)駿河国守護の今川家の跡目争いに干渉した太田道灌で、仲介者の早雲と手打ちをするが後に主家の扇谷上杉定正に暗殺される。その後は、道灌を暗殺した上杉定正、父の後室と嫡弟を殺害した足利茶々丸、小田原城を本拠地にした大森氏、早雲が当主に導いた今川氏親、そして最後まで早雲と戦い抜いた三浦道寸と早雲と絡んだ六名の人物を紡ぎながら早雲の足跡を辿った面白い1冊です。2023/08/09
PAO
15
「討つ者も 討たるる者も かわらけよ 砕けて後は もとのつちくれ」…15世紀後半の武蔵・相模・伊豆の武士たちの争乱。その中で抜きんでた北条早雲の生涯を彼に関わった者たちを主人公とする連作短編で描いた小説。太田道灌はさすがに知ってましたが上杉定正、足利茶々丸、大森氏頼、今川氏親、三浦道寸と馴染みのない名前と複雑な勢力関係や地名にかなり手こずりましたが無駄のない簡潔な記述で大変興味深く読みました。関連地図があったら助かったと思います。「その瞬間、戦国と呼ばれる時代がはじまった」…最後の一文が感慨深く響きます。2022/10/21
Book Lover Mr.Garakuta
13
【小林書店】【速読】:日本史戦国時代関東の北条早雲の歴史小説。2022/08/01
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