ファミ通文庫<br> 廃皇子と獣姫の軍旗

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ファミ通文庫
廃皇子と獣姫の軍旗

  • 著者名:田代裕彦【著者】/すみ兵【イラスト】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • KADOKAWA(2016/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047340763

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内容説明

《黒狐》と怖れられるアルガンド帝国の皇太子ウィルフレド。獣の半身を持つ亜人族との一戦に勝利した彼は、唯一人、人の姿をした《獣姫》を捕縛し帰国する。しかし凱旋した彼に《偽嫡》の嫌疑がかかり、喝采から一転、ウィルフレドは罪人となってしまう。そんな彼の前に現れたのは《獣姫》ククル。先んじて解放していた彼女に救われたウィルフレドは、彼女と共に亜人達の元へ身を寄せるが――。獣の姫と大帝国に牙を剥く、本格ファンタジー戦記登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

30
黒狐と怖れられる帝国皇太子ウィルフレドは、亜人との一戦に勝利しながら凱旋後一転して偽嫡の嫌疑で罪人とされてしまい、自ら捕縛から解放した獣姫に救われ亜人たちの元へ向かうファンタジー戦記。冷静で必ずしも戦いを好まない探究心旺盛なウィルフレドと、帝国と敵対する亜人たちとの邂逅。内乱状態にある国内の政治的理由から侵攻してくる帝国軍と、自らが生きるために亜人に協力するウィルフレド。複雑な立ち位置にありながらも意外と迷わない彼よりも、周囲の方が色々と辛い選択を強いられそうですね。とても面白かったので次巻に期待大です。2016/03/29

ツバサ

14
ケモナー歓喜ファンタジー戦記 主人公ウィルフレドの底が見えない感じがとても好きです。非常になったり情を優先したり、揺れ幅が凄いですがそこに危うさを感じますね。あと好奇心旺盛で子供っぽい部分もある。あと、国を追放されたウィルフレドが亜人達と手を組み帝国にジャイアントキリングを起こすのは面白い。気になる引きだったから次巻が楽しみ。 頭を使って叛乱を起こすのは読んでて楽しいです。2016/04/05

たこやき

12
『マツロイの剣』がイマイチだったので、著者は「ミステリ以外は」と思っていたのだが、本作は結構、素直に楽しめた。帝国の皇太子にして、トップクラスの指揮官であるウィルフレドが、しかし、偽嫡として国を追われるところから、かつての敵である亜人の指揮官へ……とやや駆け足展開。しかし、メインであるウィルフレド、クルルらのキャラクターはしっかりと活きており、問題なく楽しめた。というか、67頁のイラストは色々な意味でヤバ過ぎる(笑)2016/05/03

サキイカスルメ

11
面白い!偽嫡を疑われて国を追われた皇太子ウィルフレドと、亜人族の中で育った人の少女ククルのお話。結構サクサクと、途中省略も入りながら進みますがぶつ切り感はなかったです。主人公のウィルフレドは冷徹な判断をしたと思えば、気さくで優しいところもあったりと掴みどころのない性格で、本人もよくわかっていないんじゃないかなぁという感じですね。ピンチも苦笑いで乗り切れちゃう頼もしさがありました。ククルに迫るイラストは不気味すぎだけれど(笑)ククルもよかったですが、私はチョロすぎチトリが可愛かったです。2016/04/07

真白優樹

11
国を追われた皇太子の青年が獣人に育てられた少女と共に故国へ反旗を翻す物語。―――その才能は薬か、毒か。才能が豊かでありその才能を躊躇うことなく使い躊躇いもなく選び、冷徹な判断であろうと躊躇わず下す。ここまでどこか人間性が歪んで狂ってる主人公も珍しいのではないだろうか。かつての自分の故国でも容赦なく罠にかけ容赦なく粉砕する。選択を躊躇わない狐の酒の酩酊はどこまで進むのか。あまりにも優秀すぎる皇太子はどこまで突き進み周りの獣人達は彼の周りで何を選びどこまで進んでいくのだろうか。 次巻も楽しみである。2016/04/01

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