内容説明
「泣き虫だけど、負けない!」――新米女性白バイ隊員が暴走事故の謎を追う! 神奈川県警の白バイ隊員になったばかりの本田木乃美は、違反ドライバーからの罵詈雑言に泣かされる日々。同僚の女性隊員・川崎潤ともぎくしゃくしている。そんな中、不可解なバイク暴走死亡事故が発生。木乃美たちが背景を調べ始めると、思いがけない事件との接点が――。隊員同志の友情、迫力満点の追走劇、加速度的に深まる謎、三拍子揃った警察青春小説の誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
194
まさかまさかのイッキ読みでした。積んであった本作を何気なく手にとり、読み始めたらグイグイ引き込まれて、気がついたら読了でした。たまにこういう予想外の作品に出会うことありますよね。青南さんの作品は女性消防士「蘭」シリーズを読んで涙してますが、こちらのちょっとライトな感じも悪くないです。キャラをたたせるのが本当に上手で、ユニークなキャラ達が話をしっかり盛り上げてくれます。読んでいて中だるみもなく、会話もテンポがいいのでストレスなく読み進めていけます。シリーズものなので、さっそく続きを早めに読みたいと思います。2018/03/17
紫 綺
183
まず自ら進んで選ぶ本ではない!しかし、大変に面白かった。白バイ隊員を越えた活躍がいい!スピード感・躍動感に富み、読んでて楽しかった。ああ〜、またバイクを駆りたい!!2016/11/01
ダイ@2019.11.2~一時休止
164
消防女子の白バイバージョン?。消防女子同様主人公の成長を楽しめます。これは続編でるの?。2016/02/12
ぷう蔵
142
ほっほっほ、白バイガールかっちょいい! 過去において何度か交通違反キップを切られている自分ではあるが、実際自分が悪いことをした結果であるから仕方がない。若い頃は文中に出てくるように「他の人は捕まってないのに?」とか「今、通って行ったやつのがスピード出てる」とか、自分は運が無いなぁと感じたものだ。しかし交機の皆さんがどんな思いで取り締まりをしているか、どれだけ日々努力をしているか…。これからはお仕事お疲れ様ですという思いで捕まろう、いやいや捕まるような運転は止めよう。 潤の父の「辞めるな」沁みたなぁ。2017/05/12
しんたろー
128
初読みの作家さん。今までありそうでなかった?女性白バイ隊員の物語に、テレビ ドラマを観ているかのような楽しさを覚えた。(道路撮影許可や役者スタントの問題 で実写化は難しいが)主人公の成長ぶり、友情、恋、チームの団結、などお約束の 要素が事件と絡んでテンポ好く読ませる。交通課の実情や実際の場所(神奈川)が 盛り込まれているので興味も持ち易い。惜しむらくは、事件も人物もステレオタイプ な描かれ方なので、軽~く感じてしまうことだが、肩が凝らずに楽しめるエンタメ。 続編が出来れば、また読みたいタイプ。2016/12/07