創元SF文庫<br> 造物主の掟

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創元SF文庫
造物主の掟

  • ISBN:9784488663070

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内容説明

およそ100万年の昔、異星の自動工場宇宙船がはからずも新星爆発を起こした星をかすめ過ぎた。その影響で電子回路に損傷を受けた宇宙船は、航空図にも載っていない衛星に自動工場を建設した。時は移って21世紀初頭、地球から放たれた無人探査機は、土星最大の衛星タイタンに着陸し、驚くべき映像を送ってきた。それは、異星船の機械が発達、進化したロボット生物の世界だった。さっそく調査のため有人宇宙船が赴くことになった、各人、各組織、各国の思惑を乗せて……。『星を継ぐもの』を超える、これがホーガンの最高傑作!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

73
読メコミュニティで紹介されてアマゾンで購入した本。 AIと宗教・信仰に関する話はアシモフの「われ思う、ゆえに…」なんかでも触れられていて「SFでも宗教や信仰みたな非科学的なことを取り扱ってもいいんだ…」と思っていましたが、調べてみると本作をはじめとした宗教がらみのSFって結構多いのですね。 中世ヨーロッパ風の宗教的な生活をする異星人由来のロボットと科学が発展しながら妙にオカルト傾向に走るアメリカの人類…。正反対のようでいてよく似ているのが興味深かったです。2018/09/09

イツキ

11
とても面白かった。異星人の資源調達ロボットだった機械たちが不具合が原因で徐々に生命のように遺伝や進化を行う機械生命体になっていく説明が非常に説得力があり現実に存在するのではと思わされるほど、中世のような社会を作り魔女裁判を行っているのには笑いました。悪びれることなく霊感商法で詐欺的な商売をしていたザンベンドルフが機械生命体たちのために奮闘し始め苦境を乗り越えていく様子も読み応えがあります。作中に出てくる自分の頭で考えることなく信じたいものを信じるだけの人間にはなりたくないですね。2021/03/31

武夫原

11
プロローグの部分がさすがホーガンの筆!という感じでしたが、だんだん退屈な内容になってきて、最後のあたり一読では何が盛り上がっていたのか理解できませんでした。中世キリスト教世界の権威を茶化すあたりが、書きたかったのではなかろうか?真実だろうが嘘だろうが、民衆を知的な盲目にして自分たちの権威を高めようとした虚勢をあざ笑いたかったのではないか?2017/03/11

りゃうりゃう

10
SFの金字塔「星を継ぐもの」の著者ジェイムズ・P・ホーガン氏の作成。本好きの先輩が再読しまくりの神作品で確かに面白かった! 機械生命体が生まれる過程を綿密に論理的に描き、地球人類との邂逅を描く。機械生命体は中世時代の進歩のようで、惑星外からスペースシップに乗った地球人類を神と仰ぐものの、侵略ではなく親交を重んじるのがいい。文化・文明の保全は未来を創る礎になる。良作決定!2022/06/07

SINKEN

10
【総評】★★★★★【感想】やっぱりホーガンは面白い。ユリ・ゲラーとか超心理学といった非科学的事象が一世を風靡した頃の作品だけに、それっぽいペテン紛いの奇術を生業とする主人公とその一味が活躍する話なのだけれど、人を騙す悪どい話が続くわけじゃなく、ホーガンらしい懲悪的展開で小気味よい読了感が味わえます。ハードSFながら中世ヨーロッパの封建主義的社会を模倣したような異文化世界との交流など、科学一点張りじゃない点もあり、色々と考えさせられて面白い。こういうSF作家って今どき居ませんね。。2019/10/18

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