武蔵野アンダーワールド・セブン―意地悪な幽霊―

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武蔵野アンダーワールド・セブン―意地悪な幽霊―

  • 著者名:長沢樹【著】
  • 価格 ¥1,731(本体¥1,574)
  • 東京創元社(2016/03発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488027582

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内容説明

「多重迷宮」事件から遡ること二年、南北に分断された、もうひとつの日本。“禁止区域”での壮絶な過去を背負う神子都だが、相棒・颯平と保護者・秀秋に見守られながら女子高生として平穏な毎日を送っている。夏のある日、神子都も所属する地下世界研究会に依頼が舞い込む。女子大学の地下劇場「13シアター」で多発する転落事故の原因を調べて欲しいというのだ。依頼主は四人の女子学生による演劇サークル「ビッチ・バッコス」。しかし調査の最中、四人の中の一人が犠牲者に――。七ツ森神子都が挑むのは究極の階段密室! 横溝正史ミステリ大賞作家による青春ミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

120
武蔵野アンダーワールド・セブンその2。面白かったんですけど、サブタイトルだけ前作と違うというタイトルは・・・。判りにくいから素直に2と付けて欲しい2016/04/18

だんじろー

47
現場の見取図付きにもかかわらず、今回もイメージ沸かなかったなあ。特に今回の事件は高低差が重要なだけに、平面図だけではピンとこないのも仕方ないか。閉塞感も今ひとつ伝わらなかったし、天窓や換気口といった存在も非常に分かりにくかった。狭い世界での事件なだけに、もっとスマートにシンプルに、無駄を省いて書かれたほうが、逆に大仰なトリックが活かされたのではないか、そんな気がする。 真犯人が明らかになる場面は、まあご愛嬌かな。2016/05/15

そうたそ

38
★★☆☆☆ 前作はストーリーに全くついていけず、ほぼ挫折するような形で終わった。そんなわけで続編である本書を読むかも迷ったのだが、読んでみると前作よりは相当読みやすかった。冒頭から読者置いてけぼりな前作とは違い、学園要素に加えて、起こる事件も割と興味をひく。そういう点では前作よりも良い。ただやっぱり読み終えてみた結果よくわからない。もっとシンプルに出来そうな内容なのに、何故か幾層にも複雑にしてしまっているが故に、読みにくくなってしまっている気がする。デビュー作みたいなシンプルな作風が好きなんだけどな。2016/06/11

よっち

27
宮田の卒業により護衛が風野に引き継がれた女子高生時代の七ツ森神子都が、保護者である藤間たちとともに東創女子大学の地下劇場「13シアター」内で転落事故の謎に挑む第二弾。時系列的には前巻より二年ほど遡った神子都たちが登場。文章は相変わらずな感じでしたけど、演劇サークル「ビッチ・バッコス」とその周辺を巡る複雑な人間関係によって起こった転落死事件は重厚で、様々な想いが積み上げられていった先にあった結末にはストンと落ちるような納得感がありました。もう少し読みやすくなるといいんですが、とりあえず続編出ることを期待。 2016/04/08

二分五厘

17
東創女子大学十三号館の地下劇場13シアター。楽屋に至る階段には『意地悪な幽霊』が現れて、人を突き落とすという。七ツ森神子都が藤間の道楽"地下世界研究会"からの依頼で本格調査に乗り出した直後に、とうとう死亡事件が起こってしまう。密閉空間での階段転落とくれば……だけど、見取図にない部分(アンダーグラウンド世界とか高低差とか)がとにかく解りにくい。解りやすい容疑者だなーと思いながら読んでくと……明後日の方向にうっちゃられました。『冴羽寮』と『十箇条』に(笑)、『アシダカ軍曹』に(^w^)前巻よりも前の話なのか。2016/05/15

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