小学館文庫<br> ホーリー・カウ

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小学館文庫
ホーリー・カウ

  • ISBN:9784094062144

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内容説明

『Xファイル』主演俳優、衝撃の小説処女作。

 主人公はなんと、お年頃の雌牛!農場で平和に暮らしていた彼女が、やがて訪れる自分の運命を知り、意気投合した豚・七面鳥とともにそれぞれの楽園を目指して国外脱出へ。果たして彼らは理想郷へとたどり着けるのか!?
 一見お気楽&荒唐無稽、実は社会への風刺と皮肉がたっぷり。2016年にはアメリカで新シリーズの放映が開始した超人気SFドラマ『Xファイル』のモルダー捜査官の、意外すぎる小説家デビュー作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

14
今月の新刊チェックが日課になっいるのだがその中に見つけた私のよ~く知っている名前を発見しビックリした。私の大好きなあの「Xファイル」のモルダーじゃありませんかっ!!これは・・という事で1作目を急いで購入。もともと作家になりたかったらしい。田舎で暮らすお年頃の雌牛エルシーが自分の悲惨な将来を回避すべく「牛のパラダイス」へと向かう冒険(?)もの。音もは豚と七面鳥。一見緩そうな設定だが人種間の争いや宗教、食まで社会性に富んだ内容で面白かった。モルダーの「誰も信じるな」が「物語を信じろ、語り手は信じるな」だってw2017/09/15

コンチャン

7
あのデイヴィッド・ドゥカヴニーがどんな小説を書いたのだろうと、興味津々で読みました。いわゆる海外の作品はあまり読まないのですが、それほど抵抗は感じられなかったのは、訳が上手だからでしょうか。牛が主人公ということで、既にファンタジーですが、世代を選ばないドタバタ冒険譚という印象です。ところどころ出てくるアメリカンジョークはご愛嬌ということで…2016/10/09

Sleipnirie

6
今どきの若い雌牛が牧場での日常と、世界の真実を知って仲間とともに自分たちを食べない国インドへ向かう旅を書いた本というスタイルのコメディ。 前半は牛の見る牧場の様子(人間の事とか、友達の雌牛のこととか)。軽いノリでしゃべってるけどなぜか人間の文化に詳しい。後半がユダヤ教徒のブタとスマホ使いの七面鳥と一緒の珍道中(狼と会ったり、都会に入ったり、ブタが割礼をしたり)。途中、編集者との会話をネタにするなどメタ構造。イスラエルの民族対立の動物視点が面白い。2016/07/14

ぽぽんた

3
4/13 まあ、勢いで買ってしまった。全体的にシュールでした。てか、そろそろモルダーって言うのやめてあげればいいのに。2016/04/17

rie

2
農場でのんびりした生活を送っていた3歳の雌牛、エルシー。お母さんはどこかに行っちゃったけど、自分らしく生きている。ある日、大親友の美人雌牛、マロリーと一緒にこっそり雄牛のいるところへ向かったエルシーは、そこでお母さんがいなくなった理由と自分の運命を知ることになり・・・・・・。前半では衝撃の事実を知ったエルシーが旅立ちを決意するまでが、後半ではエルシーと同じ運命にあるブタと七面鳥とのトリオが繰り広げる珍道中が描かれる。あっという間に税関を通過し、難なく国をまたぐトリオの、ぶっ飛んだユーモアセンスが光る作品。2016/07/01

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