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内容説明
化学染料を使わずに天然素材で糸や布を染めていた時代の色彩とは。植物染による日本の伝統色を追究してきた著者が、折々の季節、行事にまつわる色を解説。物語や歌に込められた四季の想いを手掛かりに、古来の色彩感覚を甦らせる。紅花(べにばな)、藍、刈安(かりやす)などによる古法の染色方法を解明しつつ、古くは平安時代にさかのぼり、日本人が色とどのように付き合ってきたかを紹介。美しいカラー写真とともに綴る、「日本の伝統色」入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フリージア
38
作者は天然の材料で尚且つ古来の手法で日本の伝統色を追及されている染物工房のご当主。三つの章でなっており、まず植物の色、梅や柳、藤や桔梗などに寄せたエッセイ。第二章は古来の染め方がどんなものか、灰が重要であることや、昔は冠位の色が決まっていたなど。第三章は二十四節気にまつわるエッセイ。色は自然と強い繋がりがあると改めて感じた。旧暦のカレンダーが欲しくなりました。2021/02/10
ophiuchi
14
掲載されている襲(かさね)の数々を見ると、日本には古くからカラーコーディネートの考え方が存在していたことが分かる。文庫本で(恐らく著者が納得するまで)襲を再現したことに頭が下がります。2018/04/17
紫羊
11
天然の材料で染めるので、それぞれの色に季節感がある。雅な色の名前にもときめきを覚える。2021/06/26
てくてく
7
伝統的な染色を取り戻そうとする染色家による色に関するエッセイ。源氏物語で描かれた色に関する話が素敵だった。また、襲のグラデーションがとても美しい。2018/09/01
カンジ
4
色の表現の幅を増やしたいと思って読んでみました。色の歴史も知ることができ、あまり馴染みのない二十四節気、七十二候にも興味を持ちました。源氏物語の時代、粋な人は季節にあった色の服を選んでいたのですね。そりゃ確かに粋だわ・・・2016/06/28
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