- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
「水」をキーワードに、日常の中にひそむファンタジックな要素を掬い上げた佳品。「おぼん」「私たちはまだ途中」「Fusion」「なんて哀しい星」「塩害の季節」「海のお天気」「ぎゅう」「メルトイズム」「季・節・水」珠玉の短編の数々を集めた作品集。COMICリュウ新人賞を受賞した注目の作家、安堂維子里の初コミックス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mt.gucti
12
不思議と目が離せない短編集。水をキーに発想が斜め上にぶっとんでいて心地よい。どんな長編を紡ぐのかも見てみたいです(´・ω・`)。2015/10/01
ぐっち
10
理系っぽい視点の短編集。不思議な感じだけど、わかる気がする。2010/07/04
緋莢
8
宇宙学校に通う少年だったが、不器用で失敗ばかりしている自分に嫌気がさしていた。そんな時、学校内でのトップクラスの優等生の少女から話しかけられる。彼女が語る「人間が宇宙に向かう理由」とは・・・?“水”をキーワードにした9編が収録された作品集。2014/09/02
訃報
7
知識による気づきと、感覚による気づき。認識が変わり、世界がひっくり返る。とんでもないことをやっているけど、語り口は一貫してさらりとしている。大きな話を大げさじゃなく、「こんなこともあるかも?」みたいなトーンで語っている。とても繊細で鋭敏な感覚を持っている人だと思うけど、それは作家としてではなく一人の人間としてであって、「私の繊細さを見て!」という自意識は微塵もない。2016/06/19
斑入り山吹
7
評判がいいのでアマゾンで入手。しかし来た本の腰帯に「絶賛」の文字があり警戒する。腰帯で絶賛している本は外しが多い、っていうのが私見。しかも鶴田謙二氏となれば尚のことでしょう。読んでみたら、ほら見ろ、っていいたい部分もあったし、そうでない部分もあった。アイディアはオリジナリティあふれていて面白い。なんだけれど人の心の動きって部分が浅い。そんなんで自死できるの?等。色々入っていた短編の中では「ぎゅう」が一番気に入ったな。これからの活躍を期待しよう。2011/08/19