内容説明
いんちき臭くなければ生きていけない! 思わぬ運命の転変にめぐりあい、莫大な金を必要としたとき、四人はそう悟った。目標は二億円――素人の彼らは老詐欺師のコーチを受け、知恵を傾け、トリックを仕掛け、あの手この手で金をせしめる……。奇妙な男女四人組が、人間の欲望や心理の隙、意識の空白につけこむスマートで爽快、ユーモラスな本格的コン・ゲーム小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
31
☆☆☆ 軽い読後感のコンゲーム小説。内容が軽いのでコンゲーム特有の「してやられた感」が薄いのが残念。その点ではドラマの「コンフィデンスマン」の方が面白い。果たして映画はどうなのだろうか?2022/11/22
背番号10@せばてん。
14
【1981_日本推理作家協会賞_候補】【1980_週刊文春ミステリーベスト10_10位】【1985版_東西ミステリーベスト100_45位】1987年10月1日読了。自分の中では、本書が小林氏のベスト。1987/10/01
浅香山三郎
9
1979年の雑誌連載作品。著者のテレビ業界での経験を下地に、業界のインチキさ・空気感を生かした詐欺ゲームが小気味良く展開してゆく。 『1960年代日記』や『夢の砦』を少し前に読んでゐたので、舞台となるテレビ業界も立体的に理解できた。 著者のこのジャンルの本は何冊か積ん読の儘なので、おいおい読んでいきたい。2025/05/04
アーノルド
6
著者4作品目 つい最近別のコン・ゲーム作品を読みました 時代もスケールも緊迫感も違いますが、どちらも楽しめました 質の異なる作品でも楽しめるので、根本的にこの手の作品が好きなのでしょう やはりしっかり儲けた所から(被害を表に出せない)、しっかり頂く様は痛快ですね 途中、紅一点の紀子が全てをかっさらって行くようなオチが浮かびましたが違いました ちゃんと、続編もあるようですし…2018/02/17
ありさと
5
これは良いコン・ゲーム小説。借金まみれの男三人女一人が元名詐欺師の指導の下おぼつかない調子で詐欺に挑む。全体にユーモラスで、あざやかなどんでん返しに思わずにやりとしてしまう。2011/03/29
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