内容説明
本書は、『法律時報』96巻10号（2024年9月号）の小特集記事を収録しています（連載など、ほかのコンテンツは含まれておりません）。デジタル・AI実装社会における法とガバナンスにつき、情報法・競争法・消費者法分野の交錯と変容を考える デジタル・AIの社会実装が市場にもたらす様々な現象と課題に対して、情報政策、競争政策、消費者政策と関連し、かつ交錯する局面を整理したうえで、交錯する価値・利益を調整し、各法分野の協働や役割分担をいかに図るか、どのような変容が求められるのかを考察する。 ・企画趣旨……丸山絵美子（慶應義塾大学教授） ・意思・契約・個人――変容と消費者法の未来……大屋雄裕（慶應義塾大学教授） ・ダークパターンを巡る法的課題――プライバシー・個人情報保護を中心に……石井夏生利（中央大学教授） ・パーソナライズド・プライシング――情報法・競争法・消費者法の交錯……丸山絵美子（慶應義塾大学教授） ・パーソナルデータをめぐる個人情報保護と競争政策の交錯――Google Privacy Sandbox Proposals CMA確約決定を手がかりとして……滝澤紗矢子（東京大学教授）
