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内容説明
東芝の不適切会計問題が浮き彫りにした会計システムの課題。企業統治、内部統制に潜むリスクは? 監査人は何を見ていたのか? 経営責任を司法は問えないのか?長銀、三洋電機、東芝の粉飾決算問題を会計士の視点から徹底検証、組織ぐるみの「隠蔽」「責任逃れ」の連鎖の実態を明らかにし、日本が抱える構造的な問題をえぐり出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
8
経営陣と監査役は自己の責任をきちんと理解し不正に陥らないよう相互監視が必要。2021/04/03
あらたん
6
会計士が解説する東芝不正会計に対する監査がどうダメだったのか
いいちゃん07
5
日大、フジテレビ、いわしん、ビッグモーターなど企業統治不全について本書を読み返しました。第4章にて「内部統制」は現場任せではなく経営トップ自身が対象であり統制の中心であるべきだと強調されています。特に社長が不正の起点となるリスクを踏まえ以下の三点が必須です。社外取締役による監督、社長候補の選定制度、取締役会の実効性ある関与が不可欠です。形だけの統制では粉飾は防げず、経営の健全性を保つには、経営陣自らが統制される仕組みの構築が本質だと、記されていました。人事権を握り続ける企業に上記は通用するのでしょうか?2025/07/20
kanaoka 58
5
粉飾が生み出される日本特有の社会要因は、①そもそも粉飾を根源的に悪と捉えていない事 ②資本家に対する無理解と嫌悪感 ③村的な仲間意識と未成熟な自律心の3つに纏められるように思う。法の厳罰化が必要なのだが、世間は、果たして帳簿を書き換えた「だけ?」で刑務所行きとする事に本当に納得するだろうか?2016/05/26
横丁の隠居
4
労作です。長銀、山洋電機、東芝、それぞれの粉飾事件の調査や、裁判がどれだけでたらめだったかを、丁寧に立証していきます。簡単に言えば、大会社の経営は粉飾する。経営者がそれを暗に命じて、経理担当がやる。監査役も監査法人もちゃんと調べない。わかっていてもなかったことにする。ついにバレて裁判所にいっても、裁判官がテキトーな理由で無罪にしちゃう。誰も責任を取らない。簡単にいうとそういうことですね。大企業の経営者と監査役と監査法人と司法は全部グルだということだと理解しました。2017/01/11
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