角川文庫<br> あなたに電話

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角川文庫
あなたに電話

  • 著者名:森瑤子【著者】
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • KADOKAWA(2016/03発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 100pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041552452

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内容説明

期待を胸に握りしめた受話器から届けられる哀しい嘘、遠回しの別れの言葉、堪えられない沈黙、そして愛情に満ちた優しい声……。時に疎ましく、時に待ち遠しくも感じられる“電話”をモティーフに、洒脱な文体と洗練された会話で、男の本音と女の想い、恋愛の真実を鮮烈に描いたラブ・ストーリィ12篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なつ

13
昔は当たり前にあった固定電話。それを少しスパイスにした恋愛小説。恋愛ってこうだよね、と思いながら読了。携帯電話(スマホ)が主流になった今、恋愛事情も変わってきたけれど、やっぱり固定電話ならではの切なさは、あれはあれでいいものだと思う。2014/12/02

カーミン

9
携帯電話ではなく、固定電話をモチーフにした短編集。「ホテル・ストーリー」「ドラマチックノート」を読んで以来、作者の恋愛感に惹かれるようになりました。携帯電話がなかったあの当時、浮気のアリバイ作りもタイヘンだったみたい。甘ったるい恋物語ではなく、ちょっとビターテイストな大人のラブ・ストーリー2014/06/19

山内正

1
ここ十年映画観ていない 暗い多人数の場所で観たくない 食事して彼女の部屋で終電前までが 四ヶ月続いたがハンバーガーで済ますなんて味気ないなと スリラーを観ると、置き去りにして帰ろう かと ねえ何処が良かったと帰る途中聞いてくる アメリカの女は孤独のんだと思ったと 女の言い分が正論だったら 寝た女の顔なんか朝に見たくないよ ねえ吉野にいかない?と話を変える 今度にするよとタクシーに女を乗せ 酔って家に帰る先に寝てる妻に気ずかい 電話が鳴った 出てよ四回目よ 無言が、まさか!今日の記憶が ええそうよ私よ2024/10/14

usako

1
久しぶりの森瑤子先生。それこそ夢中で読んだのは30年近く前。でも全然色あせてないのがすごいと思った。相変わらず読み易くて大人の女性が書かれていました。2018/12/21

りんご

0
「ラブ・ストーリィ…?」と読み終わって帯を見直してしまった。図書館で数ある本の中から手に取ったため、この人が描く恋愛世界を知らなかった。恋愛の真実を鮮烈に描いたとあるように、この本に少女漫画の純愛のような甘ったるさは無く、かなり苦みがきいている。テーマは「電話」とあるが、自分の浅いボキャブラリーの中では「浮気」という言葉を選びたい気がした。自分は純愛もしくはそれに準ずるラブストーリーを求めていたので、その反動で個人的評価は低いのだが、浮気されるほうとするほう、そして傍観者の心理描写は素晴らしいと思った。2012/08/11

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