朝日選書<br> 海洋大異変 日本の魚食文化に迫る危機

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朝日選書
海洋大異変 日本の魚食文化に迫る危機

  • 著者名:山本智之【著者】
  • 価格 ¥1,699(本体¥1,545)
  • 朝日新聞出版(2016/03発売)
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  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022630407

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内容説明

海の幸を食い尽くす外来種、北上するサンゴ、酸性化で死滅するアワビ、ウニ……。私たちの食卓には今どんな異変が起きているのか。ガラパゴスから南極まで綿密な取材を重ねた朝日新聞記者が、脅かされる日本の海洋資源の最前線を追う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

35
変わりゆく日本の海洋環境(4頁)。1度の水温変化でも魚介類に大きな影響(38頁~)。ウナギの寝床:間口が狭くて奥行きの深い場所のこと。川岸の穴や岩の隙間、泥の中などに身を隠して暮らす習性がある(60頁)。白いダイヤ:不漁時2百万円/㌔を越す取引(75頁)。日本人は格安中国産蒲焼でヨーロッパウナギを激減させる乱獲漁業に加担した(91頁)ことは自覚しておきたい。バラスト水:船体のバランスを保つために、船内のタンクに入れて運ぶ海水(113頁)。2016/03/07

宇宙猫

31
★★ 海の酸性化とか全然知らなくてびっくり。面白い事がたくさん有るけど、新聞記者が書いてるから細かい数字が多くて読みにくいのが難点。あと「食文化に迫る危機」だから、魚が取れなくて困るでしょって結果になってるのが、人間さえ良ければいいと言ってるようですっきりしない。2016/02/26

更紗蝦

21
公益財団法人森林文化協会発行の『グリーン・パワー』という雑誌で2009年~2015年まで連載した「海のいのちと環境」というコラムを元に加筆修正した本です。著者は朝日新聞の科学記者として水産・海洋科学をテーマに取材を続けてきたのだそうで、論文をチェックしたり研究者から話を聞いたりするだけでなく、可能な限り各地の現場を訪ねるよう努めたそうです。2015年出版なのでやや時間が経っていますが、内容は全く古くなく、似たテーマの本では除外されがちな原発事故による放射能汚染や日本の生物の外来種化についても触れています。2020/10/12

MOKIZAN

11
カバーイメージ程難しい表現記述はありません、新聞記者らしく誰でも解かるように記されています。食用魚貝類から始まっているので、入り易いでしょう。最重視点は炭酸ガスの溶け込みを主因とする、海水の酸性化と水温上昇では。大海の状態変化(極地氷の融解や海流異常、人造物による汚染も)が陸上の気象変動に直結するのは、地球の摂理。将来のことを思うと憂鬱にはなる内容です。大海の変化は海中生物のみに留まらず、全ての陸上生命体にも多大な影響を及ぼし、その変化は人知では戻せないことを心しておきましょう。。2016/02/02

takao

3
ふむ2022/10/27

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