内容説明
新学年がはじまって一カ月あまり。爽子と風早、あやねと健人、千鶴と龍……。進路を決めていくなかで、それぞれの関係に少しずつ変化が訪れる。ひとりひとり思い描いた未来へ進んでいくために、それは避けられないことだけれど――? 揺れ動く、切ない想いを抱えながらも、一歩踏み出そうとする。そんなそれぞれの恋にも試練の時が……。別マの大人気まんがのノベライズ、第16弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
33
夢と恋のはざまで悩む。その夢に恋は存在しない。その恋と一緒に夢を見られない。それに気がついたのは一体何時?それに気がつかなかったのは一体いつから?一番して欲しくなかった事を、一番したくなかった事を、してしまう。悩まないはずがない、迷わないはずがない、切羽詰まって、ぐちゃぐちゃで、わかったふりをして、わかっていない振りをして。まだ子ども。ちゃんと幼くて子供でいい。駄々をこねて、都合良く大人になって、雨と一緒にわあわあ泣けばいい。全部十八歳に必要な事。全部抱えて、前を向いていこう。必要なものなんて、なかった。2016/02/24
桜📕のベルズ
9
ピン、あやねにとてもいいこと言った。進路は自分の人生を決めてしまうから、後戻りできなくなる。それを後悔しないために生徒の背中を押す言葉は、自分に自信を持てる。2020/11/08
りさ
2
進路と恋で悩んでて、とても共感できました。読み終わったとき涙が止まりませんでした。2015/12/29
あんにょん
1
それぞれが悩み、前に進んでいく。あやねちゃん応援します。2016/02/04
たまりんどすい
0
爽子と風早の話よりも、千鶴と龍やあやねとケントの話がメインだった。 それぞれが自分なりの覚悟を決めた。2016/08/28