角川文庫<br> 新訳 アーサー王物語

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角川文庫
新訳 アーサー王物語

  • ISBN:9784042243038

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内容説明

舞台は6世紀頃の英国(ブリテン)。「わが名はエクスカリバー。正しき王への宝なり」。柄にそう刻まれた名刀を手にして戴冠した国王アーサーと騎士たちが繰り広げる、冒険と恋愛ロマンス。そして魔法使いたちによって引き起こされる、不思議な謎の出来事の数々……。今日人気の高いファンタジー文学の源流をなす、この夢のような伝説が今、よみがえる。壮大にして官能美あふれる中世騎士物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

121
アーサーの名はメジャーで、彼の持つエクスカリバーも同様だが、そのわりに物語はあまり知られていない。かくいう自分も知らなかったわけで、本書を読み、その一端を知った。本書の特徴はアーサー王の物語というより、彼を取り巻く円卓の騎士たちの物語といってよいだろう。ランスロット、ガーウェイン、トリストラム&イソウド(トリスタン&イゾルテ)、パーシヴァル、ギャラハド等々…… どれも自分にとっては新鮮な物語だった。ただ自分的にはアーサー王と王妃ギネヴィア、そしてランスロットとの絡みの話を入れて欲しかったと感じた。2016/10/31

マエダ

71
正しき王しか抜けぬエスカリバー新訳だからなのかアーサー王はもののついでみたいな感じで抜いてしまった。ここが一番おっとなった。2017/11/20

ehirano1

60
ところどころで、これぞ騎士道!という雰囲気を味わえました。本書はそれで良しとします。2016/02/22

鱒子

53
カズオ・イシグロの「忘れられた巨人」に触発されて、本棚から引っ張り出してきた本。アーサー王を中心とする中世騎士伝説です。この本ではマーリンの活躍がかなり省略されています。もうちょっと詳しい本があったはずなんですが、どこへ行ったやら… ランスロットと王妃ギネヴィアが嫌いな私は、もちろんガーウェイン派です(`・ω・´) トリストラムとイソウドの気絶合戦には笑ってしまいますꉂꉂ ( ˆᴗˆ )2017/11/17

ケイ

45
話に聞いたことはあっても、よく知らないアーサー王物語。子供向けかと思ったが楽しく読めた。こちらは、要約の話だから、本来のアーサー王の話もいずれ読んでみたい。勇者ラーンスロットもトリストラムも、悲恋に泣く。美しい王女とは何と罪深い女だ!それに比べ、醜女と知りつつ結婚したガーウェインは立派である。実らぬ恋が、結局は破滅をもたらすのだろうか。2013/11/20

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