内容説明
片野萩子のイメージは、地味で真面目な委員長。一方、幼なじみの稲多大地は、気さくなイケメンで人気者。
会話の数もめっきり減った、カテゴリ違いの二人が、とある事件をきっかけに急接近！？
山間の田舎町、幽谷町で繰り広げられる、恋と青春と、たまに変身（？）のご近所あやかし物語！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
13
幼馴染の片野萩子と稲多大地。子供の頃は仲が良かったけれど、あることがきっかけで疎遠になってしまった。2人が高校生になったある日、大地が雷獣として覚醒してしまい、秘密を知っている萩子は周りにバレないように手伝うことに。幽谷町が、人間に化けた妖怪が紛れ込んでいたり、独自の自治体が作られていたりと、かなり好みの設定。幼馴染組の悩みや、仲直りの経緯も丁寧に書かれていたので、良かったねと声をかけたくなった。しかし、大地の気持ちが天気で分かるとなると、場合によっては台風すら追い払いそう。2018/09/12
ミィ
12
片野萩子は真面目な委員長。幼馴染の稲多大地は、気さくなイケメンで人気者。子供の頃は仲が良かったが、ある事をきっかけに疎遠になっていた2人のお話。幼馴染、素敵。2人の関係が変わっていく様子が丁寧に描かれていて、良かった。それにしても、天気で気持ちが丸わかりなのって、恥ずかしいかも。2016/04/06
莉芳
9
爽やかでした。気持ちの変化がとても丁寧に書かれていたと思います。合間合間の小学生時代を読むと大地が一途で健気…！上渡先輩と帰った時の『そんな簡単に言うなよ』に離れてからの気持ちが全て込められていますね〜。…でも黒川先輩も素敵だと思う。萩子を思い出したときのハシャぎっぷりは可愛かったww2014/04/19
ricotta
7
幼なじみの良さを再発見しました。気持ちに無理に名前をつけるんじゃなくて、ただ一緒にいたいんだ。心配するのに理由なんていらないじゃない、というスタンスが心地よかったです。ブランクを経ても自然に隣を歩けるのっていいなあ。上渡と萩子が一緒に帰る流れになったときに、思わず、「来るぞ来るぞ嫉妬イベントが！絶対に帰り道に大地とバッタリ☆展開だぞ！」と、にやけてしまいました。むしょうにオサナナブルーが聴きたくなります。2013/04/03
ASKA
6
幼なじみモノな現代ファンタジー。ほのぼの可愛い少女漫画みたいなお話でした。大地のわかりやすいのにまったく気づいてもらえない片思いは、まだまだ苦労しそうだけど、良い大型犬でした。でも個人的には会長さんが好きだ！（笑）2012/11/19
