新潮新書<br> プリンス論

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新潮新書
プリンス論

  • 著者名:西寺郷太【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2016/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106106347

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内容説明

それは一人の天才音楽家による“紫の革命”だった――。奇想天外なヴィジュアル、ポップにしてアヴァンギャルドな作曲術とド助平で崇高な歌詞でヒットを連発、世界の頂点に立ったプリンス。彼を師と仰ぐ著者が、同じ音楽家ならではの視点で、その生い立ちから現在に至る、孤独な表現者の栄光の旅路を追う。《パープル・レイン》しか知らない人も、ディープなファンも、脳内にその音楽が高らかに鳴り響く、革命的プリンス論!※新潮新書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こきよ

73
what it sounds like When doves cry…冒頭のギターに痺れた若かりし頃。深遠なる世界観など知る由もなかった。未だに知り得ないが、訃報に接し聴き倒している。いつまでもビートに抱かれていたい。2016/05/06

こばまり

54
胸躍り入手した本書をまさか訃報を受けて読むことになろうとは。同時代に生きていることを有難く思う、数少ないアーティストの一人でした。今もまだ悲しい気持ちでいっぱい。2016/05/04

Emperor

39
西寺さんのプリンス愛と、プリンスの人間くささを堪能できた。自分を貫いたまま逝った、天才が残していった紫の光を、ぼくたちは忘れないだろう。2018/08/24

井月 奎(いづき けい)

36
プリンスの活動を時系列で分かりやすく書いてある良著です。音楽家である著者の分析はプリンスの音楽的魅力の一面に光をあて、音楽理論に疎い私にも届きます。唯一無二の高みにたどりついた芸術家の多くがそうであるようにプリンスもまた、時としてエキセントリックな振る舞いをしますが、その芸術、音楽には愛が根底にあり、思考は知的です。黒人やマイノリティ差別への抗議を歌うこともありますが、その類の曲はシンプルで分かりやすく、けして煽るような詞や曲調にはしません。この本を読むと再確認します「プリンスってすげえなあ」と。2016/04/07

しゅん

33
再読。入門書に徹しようという意識が感じられるが、「実は黒人音楽がルーツではない」という主張が本書のポイントだと思う。「成功の10年→苦難の10年→復活の10年→それ以降」という物語構造以外の道でミュージシャンを語るのが定型化していると思う。しかし、その構造に拠らずにバイオグラフィーを描くのは難しい。2021/06/23

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