内容説明
都内のビル屋上で、加賀宝生流の能衣装に女面をつけた男の死体が見つかった。被害者の死ぬ前の舞いを見たと思われる南米の大統領も、金沢に関係しているらしい。事件の手がかりを求めて十津川警部は現地へ向かうが、謎は深まるばかり……。歴史ある古都で巻き起こる絢爛たる事件に、十津川はどう挑むのか。
目次
第一章 加賀宝生
第二章 不審な動き
第三章 女川
第四章 錯綜する人間たち
第五章 石油
第六章 ある男
第七章 解決へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とびを
7
金沢に旅したということで読んだ。さらーっと読めたけど、もう終わり?って感じ2022/01/05
しまこ
4
金沢旅行に備えて手に取りました。西村京太郎を読むのは十数年ぶりでしたが、…ちょっとつまらなすぎてビックリしました。十津川警部のミステリー、子供の頃はそれなりに楽しく読んでいたのですが、時の流れを感じます。あとこれは言いがかりと自覚して書きますが、旅行の前に読んでもあんまり役にはたたないです。2014/10/11
舟華
2
話の流れは面白かったんだが、いかんせん推理がどこから来たの?という突拍子のなさがあって「こんな推理いきなりできるのかーい!」と思いながら読むことを禁じえなかった。広げた風呂敷が割と広がりっぱなしな気が。あと30ページ増やしてまとめきってほしかったなぁ。著者にしては割と最近の著作。読点の多さに慣れぬ。2022/09/22
kaizen@名古屋de朝活読書会
1
ビルの屋上で死亡事件。 ヘリコプターで来て能を踊っていたとのこと。 学生時代に日本に来たことがある大統領。 石油が出た為に,日本との交渉に来た。 ホテルの窓から能を踊るのが見えたらしい。 事件は金沢へ飛ぶ。 石油の埋蔵している土地の権利を巡って暗躍。 権利を持った女性が生きていてくれた方が嬉しかったかもしれない。2012/04/16
タカシ
1
段々と物語はスケールアップしていって、ドキドキしましたが、クライマックスが呆気なかった。2011/02/27