〈現代訳〉論語

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〈現代訳〉論語

  • 著者名:下村湖人
  • 価格 ¥750(本体¥682)
  • PHP研究所(2016/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569703145

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内容説明

詩人・教育者として昭和初期に活躍した下村湖人。名作『次郎物語』などで知られるこの人物がこよなく愛していたのが「論語」である。本作品はその湖人が逝去する前年に刊行された論語の現代訳であり、いまの時代にもまったく通用する名作である。「東洋を知るには儒教を知らなければならない。儒教を知るには孔子を知らなければならない。そして孔子を知るには『論語』を知らなければならない。『論語』は実に孔子を、従って儒教を、また従って東洋を知るための最も貴重な鍵の一つなのである」という湖人はしかし、こうも述べている。「今日のわれわれの時代においては、文字どおりに受けいれられるものではなく、またしいて受けいれようとしてはならない」。そして「しかし、だからといって、『論語』をただちに時代錯誤の書として早計にすててしまってはならない」と。本書が、多くの現代人の人生の道標になることを願う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuma Usui

17
現代語で読みやすい内容。2018/11/13

conegi

6
意訳とその解説がとてもわかりやすい。原文を読んだわけではないが、一般的な訳、解釈となっているのではないか。解説は奇を衒うような箇所もなく、著者の独自解釈はその旨の説明もあり、好印象。あえて?原文をカットしているため、テンポも良い。本書よりも先に、入門的なスタンスの本を読んだが、著者の独自解釈がかなり強いように見受けられ、辟易としていたので、尚更そう感じる。「現代」というには少々古い本だが、それでも十分に読みやすい。論語物語も読んでみよう。2025/07/12

isao_key

5
『論語物語』が存外によかったので、同じ著者の『論語』現代語訳があると知り、気になって購入する。くだけた分かりやすい訳をしている。読みやすいといっても、奇を衒ったような解釈ではない。あくまで原本に忠実であり、バランスのいい訳であると思う。著者の論語に対する真摯な姿勢がよく現れている。全20編の冒頭に各編についての短いまとめがかかれており、現代語訳にところどころ訳を補う解説がついている。通常わたしは宇野哲人『論語解釈』を手にしているが、読み下し文や白文がない分、一気に読め、意味がスーッと入ってくる感じがした。2012/11/26

ご〜ちゃん

2
すべてに解説が付いているわけではないが、現代語訳の後の解説を読むと論語がとても良くわかる。しかも前や後へ参照できたりして、とても読みやすかった。2016/02/10

イセ

1
メモ ・常に言語動作を慎重にせよ。たった一言で信用を失うこともある。 ・賢者を見たらそうありたいと願い、不賢者をみたら自分もそうでないかと内省せよ。 ・どんなに親しく交際している人に対しても敬意を失うな(絶対に調子に乗るな、人をネタにするな) ・社会の人と交わるときには、貴賓に見えるように敬謙であれ ・過って改めないことを過ちというのだ ・知っていることは知っている、知らないことは知らないと素直になること ・剛いということは、人に勝つことではなく、己に克つことだ

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