内容説明
バラクラヴァ郡の地元紙記者クロンカイトは、105歳の誕生日をひかえた女性ヒルダのインタヴューに農場を訪れたあと、近くにあるルーン石碑を見にいこうとして、偶然、作男の怪しい死亡事故に遭遇する。その後、彼がくだんの石碑のことを大々的に報じるや、やじ馬が大挙して押しよせ、農場一帯は混乱の極みに。さらに第二、第三の“事故”が起き、石碑をたてたヴァイキングの呪いか? とささやかれるなか、シャンディ教授はまたしても右往左往するはめになりつつも、事件解決をめざす。温かなユーモアが満載の、心の底から楽しめる傑作ミステリ第3弾。/解説=宮脇孝雄
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
21
ルーンの石碑と作男の死から始まるヴァイキングの呪い、キヨーレツ104歳のばあちゃんと、くたくたのシャンディ教授とティム教授。今回一番の見せ場はオーデーンにまたがった学長婦人、カッケー!そしてヘレンさんまで!終わり良ければ全て良し。面白かった。2018/09/09
あかぽち
14
もうこのシリーズは誰がカップルになるのかが楽しみになりました。ビッグな組み合わせで面白すき。事件もちゃんと起きるけど、推理もあるけど、やはり愛だよ!2022/03/04
寧々子
14
混乱を治めるためにシャンディ教授が招集するのが農業大学らしさが出てて楽しかった♪ 学長が活躍する場面も可笑し過ぎたけど、学長の大叔父のスヴェン翁が癖があり過ぎ! 102歳なのに104歳のヒルダに言い寄るんだから! シャンディ教授と妻のヘレンの会話も息が合っていて楽しい♪ 猫好きとしては2人がジェーン・オースティンと名付けた茶トラの子猫を飼っていたのが嬉しい♡ やたらと親戚関係が入り乱れた登場人物たちのせいで頭がクラクラしてしまったせいか、誰が犯人なのか全然わからなかった!2016/03/20
たち
12
最後の最後まで、犯人が誰かわかりませんでした。怪しい人は山ほど出てくるし、動機も色々考えられるのに、今ひとつはっきりしませんでした。田舎の街なので、人間関係が複雑で、相関図と家系図が欲しかったです。シャンディ教授シリーズの三冊目で、安定した一冊でした。2016/03/24
にゃんころ
8
登場人物の名前が覚えきれなくて途中から気にしないことにした。1番印象深いセリフは断トツで「かわいこちゃん!」まさかそんなロマンスが待っていたなんて!2019/08/31