小学館文庫<br> 卒業するわたしたち

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紙書籍版価格 ¥561
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小学館文庫
卒業するわたしたち

  • 著者名:加藤千恵【著】
  • 価格 ¥561(本体¥510)
  • 小学館(2016/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094062663

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内容説明

この涙は、どんな涙ともきっと違う。

 吹奏楽部の1年後輩の男子に密かに思いを寄せる先輩女子が、告白できずに卒業していく「流れる川」。離婚する妻が夫との最後の会話のなかで、下の名前ではなく「あなた」と呼ばれたことを印象に残す「春の雨」。二十八歳の娘が、仲の良い母の再婚を自分のなかでようやく祝福できる気持ちに至る「母の告白」。
女性アイドルグループのメンバーが脱退することを知った、ある女子ファンの心情を追った「にじむオレンジ」。仲良しの少し不良の女子高生から、上京してしまうために様々なプレゼントをもらうことになる女子小学生を描いた「屋上で会う」。
――単なる卒業式、恋愛絡みに留まらない、様々な年齢、様々なシチュエーションのそれぞれの卒業模様を精緻に描きとった、どこからでも読むことのできる1話完結の短編集。

文庫巻末対談(対談者・朝井リョウさん)を掲載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ももんが

33
★★★★☆「卒業」という言葉を聞くと真っ先に頭に浮かぶのが中学の卒業式。中学の時より高校の時の方が学校生活は楽しかったのに高校の卒業式は覚えがない。たぶん、その後友達とカラオケに行ったからなのかσ(^_^;)この小説を読んで改めて思ったのが「卒業」=「学校」ではなく、恋愛や家族、出来事などいろいろな「卒業」があること。「別れ」よりも「卒業」の方が前に進むような感じがしていいなぁと感じました。これからも自分は「卒業」をどれだけしていくのだろう。朝井リョウさんとの対談があるのでそれを読むとまた楽しめます。2016/03/23

sssakura

32
それぞれの始まりに短歌があり、はじめに読んだ時と、短編を読んだ後に読んだ時と、二度楽しめました。「春の雨」の短歌と「全て」の『今日、楽しかったけど、今日だけじゃなくてずっと楽しかった』という所が好き。朝井リョウさんとの対談も面白かったです。2016/03/21

ピロ麻呂

30
加藤千恵の短歌×ショートストーリー集☆ やっぱり短歌がいい!難しい言葉を使わずシンプルだから心に響くヾ(≧∇≦) ストーリーについては、もうちょっと長い方がいいかも。ストーリーに入り込めず、あれ?これで終わり?的なものが多かったかな(^o^)2016/02/07

ひめか*

28
高校卒業の時期に読みたい本に登録して以来やっと読んだ。学校の卒業の話かと思いきや、それに限らずいろんな意味での卒業が出てくる。短くさらっと読めてしまう。人生の様々な場面に卒業はあって、卒業はゴールで一つの目標みたいなものかなと感じた。朝井さんとの対談も嬉しい。確かに加藤さんはハッピーエンドでなかったり、続きがあるような終わり方だと思っていたが、人生は続いていくという言葉を聞いてしっくりきた。だから日常の延長戦上のように読めるのだろう。ハッピーエンドが好きだった私もカトチエの良さがわかるようになってきたよ。2019/02/25

なるときんとき

19
卒業をテーマにした短編集。冒頭に短歌があって、読み終わったあとに読み返すと短歌の印象も変わっておもしろい。切なくて前向き。巻末の朝井リョウさんとの対談もよかった。加藤千恵さんの小説は少女漫画っぽいというのに納得。2016/06/05

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