内容説明
京は三条河原（さんじょうかわら）に広がる刑場（けいじょう）は、時ならぬ人混みでごった返していた。ご存じ、怪盗・石川五右衛門の処刑の日だ。大釜（おおがま）に煮えたぎる油の前に引き立てられ、絶体絶命と思われたその時――もう一人の五右衛門が現れた！ 韓（から）の国からやってきた二代目・五右衛門が、初代直伝（じきでん）の妖術を駆使し、仇敵・秀吉の首を狙う。読み出したら止まらない、痛快ノンストップ活劇！（『妖術 太閤殺し』改題）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
冬至楼均
1
上手いことまとまった。2013/12/31
Steppenwolf
0
伝奇小説の見本のような作品である。最後は小さく纏めた感じを否めない。しかし，登場人物の多くは誰をもってしても主役級である。この小説を読むまでは家康が嫌いな人物の筆頭であった。しかし嫌いな奴リストに秀吉も加えておく。2010/02/25
