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内容説明
1演目が3ページほどの平易な言葉で、様々な観点から説明されていて、普通の「入門書」とはまったく異なる。自由に感性で観る楽しさを教えてくれ、かつ、古典文学や民俗学に精通した著者ならではの視点が鋭く、その深い洞察が興味深い。能を見ることになったら、ぱっと3ページ読んでから出かけてください。『林望が能を読む』を改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
25
漫画でみる能100番をもっているが リンボウ先生の解説とあれば読まねばね2017/06/10
すしな
12
042-20.能については眠れないときにYoutubeでみるとよく寝付けるなぁぐらいの関わり方だったのですが、作者による演目の解説をもとに、日本の世界観が集約されている芸能だというの伝えてくれる内容でした。例えば、自分と他者を対立関係としではなくインテグレートして昇華させるような流れは和の精神につながる部分ではないでしょうか。お面についても、そのキャラクターの外面をわかりやすくしているだけでなく、その裏側に隠された内面を表現するのに、人間の表情よりも実は効果的な方法なのだなぁと感じました。2020/05/28
CCC
9
能の各劇における注目すべき点を教えてくれるガイド本、みたいな感じだろうか。著者の説明を聞くと、たしかに面白そうに思えた。だからちょっと能の動画をYoutubeで見たりもしたけれど、結局なに言ってるかほぼわからないのがつらいんだよなあ……。でもなにを楽しめばいいかわからない状態から、台本あればイケそうくらいの気持ちにはしてくれたので、いい本だと思います。2021/01/23
お萩
9
能のあらすじをお勉強したので一歩先を、と手に取った。筆者の民俗学や古典への造形の深さもさることながら、文章が美しい。元々お能のあらすじを読み始めたのは小説なんかの元ネタを知る為だったのだけど...これは本物を観たくなる...観なきゃ駄目だ...2016/04/14
Hiroshi
5
「林望が能を読む」を加筆修正したもの。現行曲は二百数十あると言われるが、そのうち85曲を手引きする。丸谷才一が「私は民俗学をこんなに自信に満ちて使った能の本を読んだことがない。…中世の感受性と想像力が動き出す場に立ち会うことができる。」と絶賛している。能の舞台は、本舞台と橋掛かりからなる。舞台全体が橋であり、水の上に浮かんでいる。この世ではないのだ。地謡や囃子方の謡や囃子に乗ってシテ(主役)、ワキ(相手役)、ツレ(シテの助演役)らが演じる。謡曲は決まっているが、演技の解釈について自由裁量が認められている。2020/10/08
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