角川ソフィア文庫<br> 図解 曼荼羅入門

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角川ソフィア文庫
図解 曼荼羅入門

  • 著者名:小峰彌彦【著者】
  • 価格 ¥809(本体¥736)
  • KADOKAWA(2016/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044000158

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内容説明

鮮烈なイメージで私たちを魅了する曼荼羅。
大画面にひしめきあう1800体の仏と荘厳の色彩には、仏教のいかなる教えが秘められているのか。
そして、密教の神髄は曼荼羅にあると説いた空海の真意とは何だったのか。
個性の尊重、個と全体の調和、他者により生かされていることの自覚など、
現代人に不可欠な世界観を曼荼羅が体現していると述べる第一人者が解き明かす。
美しい図版を通じて密教の世界観を体感できる仏の図像学入門。

(本書は、『図解・曼荼羅の見方』を改題し文庫化したものです)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

74
【司馬塾BC空海の風景】これまでなんとなく、曼荼羅とは「密教を説明したもの」と知ってはいたが、どう説明しているのかは考えた事もなかったけれど、こうして説明されると、本当に良く出来ているなあ、と感心してしまう。もちろん、この両部曼荼羅が示している「大日経」も「金剛頂経」も学んだ事がないので十分理解したとは言えないが、例えば漢字ばかりが並ぶ教科書のようなものを前に学ぶよりも、こうして絵にして説明された方がずっと良くわかる。非常に勉強になる良書。2019/03/25

kana

28
空海関連の展示を前に、曼荼羅を少しでも学べればと思って読み始めたらめちゃくちゃ面白い。言語道断の仏教の世界で、その全てを伝えようとした情熱には心を動かされ、構造的な枠組みから時に1000体以上描かれる仏の結ぶ印に至るまで意味付けされている徹底ぶりに圧倒されました。さすが角川ソフィア文庫だけあり、説明はわかりやすく噛み砕かれており、めくるめく曼荼羅ワールドに爪先だけ浸かるくらいの入門ではあるものの、気付きが深く、読むことに意義があると感じます。3年も積読していたけど、今がその時とばかりに一気読みでした。2024/08/18

よしゆき

4
仏教オールスターズ、といったら怒られるだろうか。やはり1つ1つの並びに意味がある。仏閣、博物館で出会ったときにより楽しくみれそう。2022/03/24

RA

4
金剛界曼荼羅は金剛頂経、胎蔵曼荼羅は大日経に基づくという風にだけ聞いていた。ところが、この本を読んで、品や疏によって全然指示が異なり、空海の持ち帰った現図曼荼羅も指示に全然従っていなかったり、配置を間違っていたり、配置の意味の解釈も一定しないということを知って意外だった。よく考えれば、この規模の図画になれば当然そうなるよね(笑)と思うところです。2019/08/04

眉毛ごもら

3
曼荼羅ってきれいだけど意味がわからんと思ったので読んだ。私は覚えるまではいかなかったが曼荼羅を見る機会があるときに持っているとかなり有用だと感じた。俗な言葉になるがキャラ設定しっかり考えて悟りへの道を示すという理論的なものであったのだなぁと納得するものである。2019/06/14

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