文語の苑 文語詩集 明治大正昭和

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文語の苑 文語詩集 明治大正昭和

  • 著者名:文語の苑
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 文字文化協會(2016/02発売)
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  • ISBN:9784990680831

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内容説明

我が祖先は千年の間、和歌俳句に代表される五七調を中心にする、耳に快い詩的言語を磨き上げる努力を続けてきた。明治の文明開化の波により、厳しい枠に閉じ込められていた韻文の世界も、欧米の作品に倣った自由な形式の創作が試みられるようになり開花した。近代詩は当初は千年の伝統を担う文語によって書かれたが、やがて同じく文明開化の中で生まれた言文一致運動の広まりは詩の世界にも及び、口語詩が主流となっていく。
戦後の日本語で失われたものは詩心・ポエトリであり、文語の魅力はその律動感にある。文語を捨てたことにより詩の命である音楽性が失われてしまった。古来、脈々と続く日本人の感性を枯渇させないために、改めて明治以降の文語詩を読み直してみよう。
文語詩は讚美歌、小學唱歌からはじまり、西欧の詩の影響を強く受けて飜譯詩から象徴詩などへと展開していったが、一方では教育上の功用のために祝日の歌、歴史地理をよみこんだものや、軍歌や校歌、寮歌、さらには行進歌、労働歌に及んで広く歌われた。人の心を動かすのに文語文に適うものはない。
本書は、文語文を維持しようとこの十年間活動してきた「文語の苑」が発行した、明治以降の世評の高かった詩等76編を集めた『文語詩集』を底本とする。電子書籍にするにあたり、さらに内容の充実を図り、長編詩3編を加えた165篇の代表的な文語詩を撰し、時代的な変遷に応じ収録したものである。
挿し絵に「木下杢太郎の植物画」をちりばめる。
【目次】
序文(愛甲次郎)
日本の詩歌の歴史と文語詩(加藤淳平)
第一部 黎明期と翻譯詩:新體詩抄、小學唱歌集、キリスト教讃美歌、初期軍歌、翻譯詩
第二部 長詩三篇
第三部 新體詩の全盛期:森?外から三木露風まで
第四部 口語詩時代の文語詩:萩原朔太郎から中原中也まで
第五部 文語の歌詞の歌

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