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内容説明
【世界に伝えるべき日本人の「和」の精神――ヘンリー・S・ストークス】日本の文化は、ほんとうに美しい。日本人の「和」の精神と、その徳性は、世界が学ぶ価値がある。南京で30万人が虐殺されたとか、日本軍が20万のアジアの少女を性奴隷にしたなどというのは、日本や日本人に「罪悪感」を植えつけようとする中韓のプロパガンダだ。まったく史実に反する。心優しく、規律正しい人々で、何よりも「和」を大切にする、それが日本人だ。私はこの本で、日本に縁のある外国人に、ぜひ日本文化の素晴らしさを知り、世界に伝えて欲しいと思っている。そして日本人にも、認識を新たにし、学びを深め、ぜひ世界に向けて発信して欲しい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
39
日本文化は中華文明から派生したものではけっしてない(18頁)。いまの日本の若者は、日本語とともに、和を大切にしなくなりつつある(29頁)。江戸時代、住民5千人に警官1人(76頁~)。但し、日本人の和の心には落とし穴がある。付和雷同である(82頁)。流されやすい。自分の意見を持たない、主張しない。だからグローバル人材か? 百を半分に見せる日本人、2百に水増しの米国人(96頁~)。それで日米同盟はないだろう。今日の日本の自省は、教育があるほど、教養がない(153頁)。2016/06/05
つちのこ
36
9年前の上梓だが、内容は色褪せていない。日本語の和や心という言葉を英語や外国語に訳すことができないと説く根拠は、日本が世界でただ一国、和の社会を形成していることによるという。著者は今日の日本において和の精神が崩れていることを嘆く。洋をうまく取り入れた和魂洋才が求められている。海外に行くまでもなく、中韓洋、彼の国の人々の声のデカさと騒々しさがずっと気になっていたが、彼らにとってそれは当たり前の機能であって、自己主張と弁解にあるという。なるほど、言葉を必要とせずとも分かり合える日本人に生まれて良かったと思う。2025/11/27
ごへいもち
25
日本の文明の驚くべき古さなど知らなかったことがいっぱいで「英国人記者が見た世界に比類なき日本文化」の部分はなるほどなぁと納得。共著者の加瀬氏の部分は耳タコっぽくてイマイチ2016/11/05
Tomomi Yazaki
18
著者は、日本人は自らの良い所も悪い所も分かっていないと言う。奇しくも東日本大震災により、日本人の規律正しく、そして譲り合う気高さが世界に知られるようになった。そんな異邦人からの称賛は、自画自賛のべた褒め日本論とは異なり、くすぐったくもあり、また、居住まいを正してしまう気持ちにもなる。本書で特に印象的だったのは、日本は男尊女卑ではないということ。母国や母校といった女性を主に置いた言葉は日本独特の表現。そして決して華やかではない一輪挿し。この美しさが、日本の姿だと、私は思います。2021/09/13
しましまこ
12
ヘンリーさんは日本に住んで50年のイギリス人記者。元ニューヨーク•タイムズ、ロンドン・タイムズの東京支局長で、ハリー杉山さんのお父さん。和の心、自制の文化を良きとし、アメリカ文化を「粗野で品位に欠けている」って、キッパリ!(笑)楽しく読了。2016/03/26
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